久石譲が香港電影金像奨作曲賞受賞!作品賞はジェット・リー主演作
2008年4月16日 12:00
[映画.com ニュース] 4月13日、日本では“香港アカデミー賞”とも称される第27回香港電影金像奨の授賞式が香港文化中心にて行われ、スタジオジブリ作品でおなじみの作曲家・久石譲が、「おばさんのポストモダン生活(The Postmodern Life Of My Aunt)」(アン・ホイ監督)の音楽で音楽賞を受賞。同作の主演女優スーチン・ガオワーも主演女優賞を受賞した。
同作は、第19回東京国際映画祭「アジアの風」部門の出品作ながら、今のところ日本での劇場公開は未定。12歳の少年が、上海で一人暮らしをしているおばさん(スーチン・ガオワー)を訪ねて、ケチで口うるさい彼女のポストモダン的生活を体感するという人情話。チョウ・ユンファ(「王妃の紋章」)、ビッキー・チャオ(「少林サッカー」)といった豪華出演陣も話題の作品だ。受賞した久石は「この映画に携わった全ての皆様に心より感謝いたします」と、自身の公式サイトに喜びのコメントを掲載している。
なお、注目の作品賞は下馬評通り、ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武共演の戦争史劇「投名状(The Warlord)」(ピーター・チャン監督)が受賞した。同作は他に監督賞、主演男優賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響効果賞、視覚効果賞でも受賞し8部門制覇した。主演男優賞受賞のジェット・リーは「俳優になって28年。やっと晴れの舞台に上がることが出来た」と喜びを語った。