念願の映画版がついに完成!「スシ王子!」誕生秘話を堤監督に聞く
2008年4月15日 12:00

[映画.com ニュース] 「お前なんか握ってやる!」の決め台詞でおなじみ、TVドラマ「スシ王子!」の劇場版で、堂本光一の映画初主演作「銀幕版 スシ王子!/ニューヨークへ行く」が、4月19日から公開。若き天才寿司職人の米寿司(まいず・つかさ=堂本光一)が、マンハッタンに店を構えるシャリの達人に弟子入りし、店を乗っ取ろうとする闇組織との戦いに巻き込まれていく……。
TVドラマ版から引き続きメガホンを取った堤幸彦監督に話を聞くと、そもそも「スシ王子!」の企画は銀幕版が先にあった。堤監督が03年の「恋愛寫眞」のニューヨークロケ中に思いついたアイデアが原点で、件の決め台詞も、その時すでに決まっていたそうだ。「江戸前の職人が、いい加減な寿司屋が多いニューヨークを、ある店を救うことがきっかけで正していく、というところまで決まっていました」
そんなわけで、TVドラマで人気の出た作品が映画になるという、昨今よくあるパターンとはちょっと違う。「最初からニューヨークでこうなるという行き先が見えていたので、(TV版は)作りやすかったというのはありますね。ただ、TV版は見られなかった人もいるので、その延長線上で引っ張るのではなく、それを断ち切る意味としてのニューヨークでもあります」
また、堤監督自身も89~90年にニューヨークに滞在していたことがあり、「あの頃から寿司屋はいっぱいありましたし、文化的にはもっと面白くて刺激的でした。そこが自分の原点にあり、古き良きポップカルチャー全盛期のニューヨークに対する思い入れもありますね」と語る。
そんな当時から、ニューヨークの寿司事情に変化は? 「ちゃんとした高級店もありますが、圧倒的にフェイク寿司屋が広がってます。今回の映画のために何軒か歩きましたが、まともな店かどうかは、店構えを見るだけでほぼ分かるようになりました(笑)」
映画の寿司に対するアツい情熱は、監督自身が現地で感じた空気や、積み重ねてきた経験から生まれているようだ。一見すると破天荒なコメディドラマだが、ひょっとすると米国の寿司文化に一石を投じる一作になる……か?
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