アポロ11号アームストロング船長の伝記映画、ユニバーサルが獲得
2008年4月4日 12:00
[映画.com ニュース] 人類初の月面着陸を達成したアポロ11号の船長だったNASA宇宙飛行士、ニール・アームスロング氏の半生を綴った、NASAの歴史家ジェームズ・R・ハンセンのノンフィクション小説「First Man: The Life of Neil A. Armstrong」の映画化権を、ユニバーサル・ピクチャーズがこのほど取得した模様だ。
同書は、1930年8月5日に米オハイオ州に生まれ、朝鮮戦争勃発時に米海軍に従軍、NASAのテストパイロットから宇宙飛行士になり、ジェミニ計画、アポロ計画に参加、69年7月19日にアポロ11号船長として人類で初めて月面に立ったアームストロング船長の足跡をたどったもの。長編劇映画となる同作の脚色には、これが実質的に脚本家デビューとなるニコール・パールマンがあたる予定。
その物語についてパールマンは、「物語は月に行く彼が中心で、彼の家族のことはあまり描かれないだろうね。彼は家族に少し悲劇があって宇宙飛行士を目指し、完璧なヒーローになった。人類で初めて月面に立つのは当初、バズ・オルドリン宇宙飛行士だと伝えられていたが、NASAがニールの方をよりヒーローらしく仕立てようとしたんだ」と説明。
アームスロング船長は月面に立ち、「ヒューストン、ヒューストン! こちら、静かの海(月面の着陸地)。鷲は舞い降りた」という名言を残した。
まだ監督の名前は噂にも出ていないが、アームストロング船長の伝記ドラマについては、クリント・イーストウッド監督が「スペース・カウボーイ」の公開時より意欲を見せている。