異例!ドキュメンタリー「靖国」が、公開直前に上映中止決定!
2008年4月1日 12:00

[映画.com ニュース] 靖国神社を題材としたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」を4月12日から上映する予定だった銀座シネパトス(東京都中央区)、シネマート六本木(同港区)、Q-AXシネマ(同渋谷区)、シネマート心斎橋(大阪市中央区)の4つの映画館が相次いで上映自粛を決定。3月31日、同作を配給するナインエンタテインメント、アルゴ・ピクチャーズが発表した。
同作については、すでに新宿バルト9(東京都新宿区)が上映の取り止めを決定していたが、さらに上記4館が上映自粛を決定したことによって、予定されていた公開劇場がなくなるという異例の事態となった。
映画「靖国 YASUKUNI」は、日本・中国・韓国の3カ国による合作映画で、日本在住19年の中国人リ・イン監督が、8月15日の終戦の日の様子や、ご神体「靖国刀」の鋳造を再現する刀匠の姿など、靖国神社にまつわる様々な事象を10年間に渡り取材し、完成させた。釜山国際映画祭、サンダンス国際映画祭、ベルリン国際映画祭でも上映され、先日行われた第32回香港国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
しかし、同作が文化庁の所管法人から助成金を得ている事に対して、一部国会議員が「政治的に中立な映画なのか」と疑問を呈し、国会議員向けに試写会が開かれ、そのことが「事前検閲につながる」「表現の自由を侵害する」といった批判もあがっていた。
配給元では、「日本社会における言論の自由、表現の自由への危機を感じております」とし、近日中に緊急記者会見を開き、詳しい経緯や事情を説明する予定。
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