350万部のベストセラーコミック「シャカリキ!」が実写映画化
2008年3月21日 12:00
[映画.com ニュース] 「め組の大吾」「昴(スバル)」などで知られる人気漫画家、曽田正人の連載デビュー作で、コミック18巻の累計売り上げが350万部に達する同名ベストセラー(小学館刊)を原作にした青春映画「シャカリキ!」が製作されることになった。3月20日、配給のショウゲートから発表され、同日クランクインした。
「シャカリキ!」は、自転車ロードレースに熱中する高校生、野々村輝(テル)が、チームメートとの交流やライバルとの戦いを通じて成長していく姿を描く青春ドラマ。
主要キャストには若手俳優集団D-BOYSから3人がキャスティングされた。主役のテルに、TVドラマ「のだめカンタービレ」や現在放送中のNHK大河ドラマ「篤姫」にも出演している遠藤雄弥(21)。テルのチームメートで、エースの鳩村大輔(ポッポ)役に「仮面ライダー電王」の中村優一(20)。テルの最大のライバル、由多比呂彦(ユタ)役に「ゲキレンジャー」の鈴木裕樹(24)が扮する。他に、中越典子、中井美穂、温水洋一、柄本明、原田泰造らが出演。監督は、行定勳作品などで助監督を務めて来た大野伸介が初メガホンを飾る。
なお、キャストは3月10日より千葉・館山にて自転車の元全日本ロード王者三浦恭資氏と森幸春氏の指導の下、強化合宿を実施し、役作りのために1日60キロの走行練習を行っているそうだ。「3カ月間の練習を生かしてシャカリキに自転車を漕いで頑張ります」(中村)と、撮影をがむしゃらに走り抜ける心づもりだ。
また、今回の製作発表に際して、原作者の曽田は、自身の公式サイトで「13年も前に完結した『シャカリキ!』は、どんなに自分で気に入っていようと世の中にアピールするチャンスが無いのも事実。映画化によって新たにこの漫画を知ってもらえる可能性が増えるのは作家にとって嬉しいことです」と、映画へ期待を寄せるコメントを発表した。
同作は、4月末にクランクアップ。7月上旬の完成を目指し、08年秋公開予定。