「ER」最終シーズンにジョージ・クルーニーらオリジナルキャストがカムバック!?
2008年3月14日 12:00
[映画.com ニュース] 米NBCの長寿TVシリーズ「ER 緊急救命室」がファイナルとなるシーズン15を制作するにあたり、オリジナルキャストのジョージ・クルーニーやジュリアナ・マーグリーズらを再び登場させ、華々しく幕を引く計画があることが分かった。
94年にスタートした「ER」は、救急救命室を舞台に生命と向き合う医師や患者たちの姿をリアルに描いた医療ドラマの先駆け的作品。先日、「フィクサー」(4月12日日本公開)で第80回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされたクルーニーが、ブレイクするきっかけとなった作品としても知られ、クルーニーは放送開始時から99年まで、女好きな小児科医ダグ・ロスを演じて一躍女性視聴者たちの心を掴み、その後映画へとキャリアを広げていった。
番組プロデューサーのデビッド・ゼイベルは、発表した声明の中で「私たちは長年続いたこのドラマに出演した全てのキャストたちを再び登場させ、彼らが今どうしているのかを描きたい」と述べ、「まだ決定したわけではないが、私たちは実現に向けて努力するつもりだ」と明かした。
米エンターテインメント・ウィークリー誌によると、ゼイベルらはクルーニーが演じたロス役や、マーグリーズが演じた看護師のキャロル・ハサウェイ役を新たに描くつもりとのこと。
医師ジョン・カーター役のノア・ワイリーはすでに再演を了承しており、医師ルカ・コバッチュ役のゴラン・ビシュニック、看護師アビー・ロックハート役のモーラ・ティアニーも再び最終シーズンに戻ってくる様子。また、プロデューサー陣はシーズン8で脳腫瘍により死亡した医師マーク・グリーン役のアンソニー・エドワーズも登場させるつもりのようだ。
なお、クルーニーとマーグリーズは、この件に関してまだコメントを発表していない。「ER 緊急救命室」シーズン15は今秋放送予定。