ジェイムス・ブラントの所属レーベルが、未払い印税をめぐりワーナーを起訴
2008年3月12日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] ジェイムス・ブラントのアメリカにおける所属レーベル、カスタードが、ワーナー・ミュージック・グループを相手取り、ブラントの大ヒットデビュー作「バック・トゥ・ベッドラム」の未払い分の印税を求めて訴えを起こした。
今回、契約違反で訴えを起こしたのは、カスタードの代表リンダ・ペリー。ペリーは未払い分の印税に加え、損害賠償金として500万ドル(約5億円)の支払いも求めている。
同アルバムはワーナー傘下のアトランティック・レコーズがディストリビューションを担当しており、1100万枚以上のセールスを記録している。アトランティックの広報は、未払いの印税の存在を否定し、2社間で交わされた契約に基づいてカスタード側への支払いを完了している、と主張。また、ワーナーの広報も「カスタードにはこれまでも、そして今後も引き続き、アトランティックとの契約上の合意内容に基づき、支払いが行われることになるだろう」と強固な姿勢をみせている。
ちなみに、リンダ・ペリーは、かつで4ノン・ブロンズというバンドに在籍し「ホワッツ・アップ?」というヒット曲で一世を風靡、その後はソングライター/プロデューサーとしてピンク、クリスティーナ・アギレラ、コートニー・ラブらとコラボレートしてきた人物だ。SXSW(毎年、米オースティンで開催される音楽コンベンション)で、まだ無名だったブラントの歌声を聴いて惚れ込み契約した、という逸話が残っている。