ニンテンドーDSが大活躍?キム・レウォンと山本未來の「花影」完成
2008年2月22日 12:00
[映画.com ニュース] 2月21日、大坂と釜山を舞台に繰り広げられるラブストーリー「花影」の完成記者会見が行われた。会場となった東京・渋谷のセルリアンタワー東急には、映画初主演となる山本未來、韓国の若手人気スターのキム・レウォン、監督の河合勇人、プロデューサーの若杉正明が登壇した。
人気ジュエリーデザイナーの尚美(山本未來)は、出店計画で韓国・釜山を訪れるが、彼女の高慢な態度のせいで商談が破綻してしまう。その後、在日三世である尚美は予定を変更して先祖の墓参りに出かけるが、広い敷地でなかなか先祖の墓を見つけられずにいたところ、地元の小学校教師ソン・スンウ(キム・レウォン)に助けられる。スンウは尚美に一目惚れするのだが……。
在日三世の女性を演じた山本はこの日、韓国の伝統的衣装チマチョゴリをまとって登場した。劇中では韓国語のセリフにも挑戦しているが、その完成度はかなり高かったようで、レウォンも「撮影現場では彼女の素晴らしい韓国語のお陰でコミュニケーションを取ることができた」と太鼓判。当の山本は「実は現場にニンテンドーDSを持ち込んでいたんです。韓国語会話のソフトの中から使いたい言葉を抜粋して、撮影の空き時間にレウォンさんと一緒に遊んでました」と、流暢な韓国語を操る秘密を明かした。
また本作が日本映画初出演だというレウォンは、今回の撮影エピソードについて、「韓国での撮影で、山本さんの周りを桜の花びらが散っていくシーンがあるのですが、実はあの花びらは僕が飛ばしてるんですよ」と“撮影スタッフ”としても活躍していたことを明かし、「今日はプロデューサーの方もいることだし、あのときの日当をこの場で請求したい」とコメントして会場を笑わせていた。
「花影」は3月8日より公開。