ワーナー・ホーム・ビデオが次世代DVDをブルーレイ1本に決断!
2008年1月7日 12:00
[映画.com ニュース] 過熱する次世代DVDディスク競争の中で、これまでブルーレイとHD DVDの両フォーマットをリリースしてきた米ワーナー・ホーム・ビデオが、今年6月からリリースされるソフトを全てブルーレイに統一すると公表した。ワーナー・ブラザースのバリー・メイヤーCEO&会長と、ワーナー・ブラザース・ホーム・エンターテインメント・グループのケビン・ツジハラ社長が1月4日、正式発表したもの。
メイヤー会長はブルーレイを選択した理由として「最も重要なのは消費者」と語った。プレイステーション3などブルーレイ・ディスクを再生できるプレイヤーのシェアが、HD DVDを大きく上回っており、今後両フォーマットをリリースしていくことが消費者をより混乱させると考えたことが、今回の決断の真の理由のようだ。
これにより、次世代DVDディスクとしてHD DVDをリリースするハリウッドメジャーはパラマウントとユニバーサル(両フォーマットをリリース)のみとなった。一方のブルーレイはディズニー、フォックス、ソニー、ワーナーの4社。次世代DVDのシェア争いは昨年末のハリウッド・レポーター誌の予測通り、ブルーレイ陣営の圧勝で一気に収束に向かうものと思われる。
これまでHD DVDを強力にプロモーションしてきた東芝と近い関係にあったWHVのツジハラ社長は「今後も東芝とは別のプロジェクトで一緒に仕事をしていきたい」と語った。