堤、阿部、椎名の同い年3人が和気あいあい!「魍魎の匣」初日
2007年12月25日 12:00
[映画.com ニュース] 05年の「姑獲鳥(うぶめ)の夏」に続く、京極夏彦の人気長編ミステリー小説“京極堂シリーズ”の映画化第2弾「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」が、12月22日に初日を迎えた。東京・新宿ミラノ1では、舞台挨拶が行われ、出演の堤真一、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、そして監督の原田眞人、原作者の京極夏彦が舞台に立った。寒風吹く荒天にも関わらず、客席は立見が出るほどの盛況ぶり。京極堂役の堤真一はお礼を述べ、「ややこしい話ですが、ぜひ(内容に)ついて行ってください。そうすれば最後は大満足できるはず」と自信を込めて作品をアピールした。
「現場の雰囲気が非常に良かった」とは原田監督。「(タイトルの「匣」にちなみ)びっくりしたことは?」の質問に、阿部寛が「2人(堤と椎名)とも、今日はネクタイをしてきたんですよね。僕はジーンズで来たのに……」と答えるなど、チームワークの良さをうかがわせるコメントが次々に飛び出した。奇しくも堤、阿部、椎名の3人は、64年生まれの同い年。“3人寄れば、かしましい”のは女性が常だが、この3人も現場ではかなりかしましかった様子。「役作りのために高峰秀子主演の『稲妻』を観て、ブドウの皮をプッと捨てるかっこいいシーンを取り入れた」と語った紅一点の田中麗奈も、この3人にはタジタジだった。
ちなみに、「ニコラス・ケイジも同い年」(椎名)だそうで、「世界妖怪協会の兄弟子、荒俣宏も推しているだけに」(京極)、同じ週末公開の“「ナショナル・トレジャー」には負けられない”ということだった。「魍魎の匣」は現在公開中。