「あの鐘を鳴らすのはあなた」を合唱。「歓喜の歌」完成披露試写会
2007年11月16日 12:00

[映画.com ニュース] 落語家・立川志の輔の同名落語を映画化した「歓喜の歌」の完成披露試写会が、11月15日、東京・渋谷のCCレモンホールで行われ、原作者の立川志の輔、主演の小林薫、安田成美、松岡錠司監督らが舞台挨拶のために登壇した。
本作は、04年渋谷パルコ劇場初演の新作落語の会「志の輔らくご」で披露された人気演目の1つ「歓喜の歌」を基に、とある地方都市の文化会館で、大晦日にママさんコーラス隊のコンサートがダブルブッキングされたことによって起こる騒動を描いた喜劇。
先日、本作の試写を見たという志の輔師匠は「原作者として映画を見るのが、こんなにも微妙な気持ちになるのかと思った(笑)。原作者なのにここで笑っていいのか、泣いていいのかと周りを気にしながら見たが、最終的には自分が作ったモノとは全く違う種類の感動がありました。養子に出した子供が、元気でやっているかなと学校に様子を見に行ったら、その子がその学校の校長先生になっていたような感じですね」とコメントし、会場の笑いを誘った。
そして本作の最後に流れる曲に、今年8月に亡くなった故・阿久悠が作詞した和田アキ子の代表曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」を選んだことについて、松岡監督は「元々決めていたわけではなかったが、最後に再びベートーベンの『歓喜の歌』(交響曲第9番)では芸がないと思って、何か違う過去の曲ということで探したのが、『あの鐘を鳴らすのはあなた』でした。皆で一緒に一つの歌を歌うことが忘れ去られている今の時代に、相応しい歌は何か。それを考えた結果、阿久悠さんへの追悼の気持ちも込めて選んでみたが、それを実際に歌ってもらったら見事にハマっていた」と振り返っていた。舞台挨拶では、映画にも登場した全57名のコーラス隊も登壇。「歓喜の歌」と「あの鐘を鳴らすのはあなた」の斉唱が行われた。
「歓喜の歌」は08年2月2日全国ロードショー。
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