「24」が無期延期!脚本家組合ストで人気ドラマが大ピンチ。その対策は?
2007年11月16日 12:00
[映画.com ニュース] 米脚本家組合(WGA)のストライキは、来年早々から放送予定だった人気TVシリーズ「24」のシーズン7を無期限延期にさせるなど、大きな影響を及ぼしているが、米TVドラマはストライキが長期化する場合に備えて、それぞれにシーズンフィナーレを用意していることが明らかになった。
11月5日より脚本家がストライキに突入して10日間ほど過ぎ、各ドラマの製作現場には新エピソードのシナリオが届かなくなった。シーズン真っ直中でいきなり新作の台本が白紙の状態に陥ったドラマ制作の現場では、ストライキが長期化し、今シーズン中にドラマ撮影を再開できなくなる事態に備えて、すでに仕上がっているシナリオだけでシーズンを終了できるように工夫を施しているという。
例えば、ABCの新ドラマ「Pushing Daisies」は、スト突入寸前にすでに執筆されていた第9話をシーズン最終話として通用するように書き換えたという。また、NBCでシーズン2を放送中の「HEROES/ヒーローズ」は、最新エピソードの第11話のエンディングを2パターン用意し、撮影が再開可能な場合と不可能な場合に備えているようだ。
ちなみに、88年にWGAが行ったストライキは約5カ月間続いた。前回同様に全米の各局では現在、TVドラマの再放送が異様なほど増加傾向にある。