レディオヘッド、新作ダウンロードの売上が1日で12億円超え!?
2007年10月16日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] 10月10日よりダウンロード配信が開始されたレディオヘッドの通算7作目となる新アルバム「In Rainbow」のセールスが、すでに120万枚を突破したようだ。バンド及びマネージメントからの正式発表はないが、関係者が「発売日当夜に120万枚を超えた」と明かしている。
今回のダウンロード販売は、購入者自らが価格を決めるという斬新な方式をとっているが、3000人以上のデータを集めたGigwise.comの調査によると、平均購入価格は4ポンド(約950円)とのこと。もし、950円で120万枚を売ったと計算すると、すでに約12億円のセールスを達成したことになる。バンドは現在、レコード会社との契約がなく、新作音源はバンドの公式サイトでのみ発売されているため、売上げの大半は直接彼らのもとに入る。また、バンドは今後もダウンロード数を公表するつもりはなく、UKチャートを管理するチャート・カンパニーにも報告していないため、「In Rainbows」がチャートに登場することはない。
発売当日、フロントマンのトム・ヨークは公式サイトに「『In Rainbows』のダウンロードを楽しんでくれていることを願っているよ。やっと発売できてホッとしてるんだ。ご想像の通り、クレイジーな2週間だったからね」とコメント。また、ジョニー・グリーンウッド(g)は「早くリリースしたいと思っただけさ。確かに実験的ではあるけど、自分たちのためにやったまでだよ。音楽業界に反抗したとか、変革をもたらそうとしたとか大騒ぎされているけど、そんなつもりは全くなかったんだ。これまでのやり方に飽きちゃったっていう感じの方が近いよ」と話している。
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