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600秒短編で映画監督になろう!「デジタルショートアワード」

2007年10月3日 12:00

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600秒に思いの丈を! (左から)三木聡、箭内道彦、いとうせいこう、春名慶、石原仁美、蔵本憲昭
600秒に思いの丈を! (左から)三木聡、箭内道彦、いとうせいこう、春名慶、石原仁美、蔵本憲昭

[映画.com ニュース] 今はなくなった東京国際ファンタスティック映画祭の人気企画で、03年~05年に開催された「デジタルショートアワード『600秒』」が、およそ1年間の休止期間を経て「第1回デジタルショートアワード」として復活することになった。10月2日、東京・有楽町のニッポン放送内のスタジオにて開催発表記者会見が行われ、審査員を務めるいとうせいこう、映画監督の三木聡、クリエイティブディレクターの箭内道彦、ショウゲート代表取締役社長の春名慶らが登壇した。

「デジタルショートアワード」は、上映時間600秒=10分間の作品を募集し、総合グランプリに輝いた受賞者は賞金100万円ほかさまざまな特典が受けられるというコンペティション。審査員代表のいとうは「600秒の映像は“短歌”のようなもの。決められた型の中でどんな変化をつけていくかは日本人の得意とするところだと思うし、短歌のように流派ができても面白くなるのでは」と短編映像を日本独自の文化にたとえて挨拶。

今後、どんな才能を持った人が映画業界で成功するのかという質問に対し、現役の春名プロデューサー(今話題の「クローズド・ノート」など)は、「現在日本映画界でヒットしている作品の大半は、原作ものをベースにしている。完全オリジナルで10分間を紡ぎ出すためには着眼点や発想力が重要になってくる。そういう意味で、今後オリジナルで映画を作っていける人材を見つけたい」と若い才能に期待を寄せた。

コンペティションの応募条件は、作品時間がきっかり600秒(エンドロール含み1秒の過不足も不可)であることのほか、プロ・アマ問わず自主制作のデジタル作品であること、“笑い”“泣き”“驚き”の3部門のいずれかに応募することなどが挙げられる。詳細はオフィシャルサイトでご確認を。

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