ガッキー、ダウン。全てを出し切った主演作「恋空」が完成
2007年10月3日 12:00

[映画.com ニュース] 波乱に富んだ実体験を基に綴られた大ヒット携帯小説を映画化した「恋空」が完成。10月2日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて完成披露試写会が行われ、主演の新垣結衣、三浦春馬、小出恵介、高橋ジョージ、今井夏木監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、普通の女子高生・美嘉(新垣)が、生まれて初めての恋に落ち、様々な苦難に遭いながらも、それらを乗り越えて真実の愛にたどり着くというストーリー。新垣は、同日行われた記者会見を体調不良のため欠席。舞台挨拶には姿を現したが、「ため息しか出ないです」と、やや辛そうな表情を浮かべた。
しかし、初めて脚本を読んだ時の感想を求められると「経験したことのない出来事が連続して起こるので、“正直、痛いな”と思いました。私は美嘉ほど強くないので、“どうしてこんなに前向きになれるんだろう?”とモヤモヤした気持ちでしたが、スタッフの方に“それが普通だよ。そのままで現場に来て”と言っていただいたので頑張りました」と懸命に答え、「自分で観て泣きました。撮影の時のことを思い出したのか、感情移入したのかは分かりませんが、涙が止まりませんでした。これ以上のラブストーリーは出来ないと思うぐらい自分の力を出し切ったので、それを感じ取ってもらえたら……」と挨拶。
そんな新垣について、共演した三浦らは「はつらつとした元気な子かと思っていたけど、実際はもっと柔らかい印象だった」(三浦)、「演技に対して誠実なので、触発された」(小出)と評し、今井監督は「感受性が強いので、美嘉が遭う困難や痛みをそのまま受けてしまったのかな」と新垣の体調を気遣った。「恋空」は11月3日より全国公開。
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