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米文学界の反逆児を演じたマット・ディロン「酔いどれ詩人になるまえに」

2007年8月17日 12:00

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はぐれ者ならお手のもの 「酔いどれ詩人になるまえに」マット・ディロン
はぐれ者ならお手のもの 「酔いどれ詩人になるまえに」マット・ディロン
(C)GION

[映画.com ニュース] 「クラッシュ」(05)でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、キャリアが再び上り調子のマット・ディロン。アメリカ文学界の反逆児チャールズ・ブコウスキーの自伝的小説の映画化「酔いどれ詩人になるまえに」も、円熟した演技が最高だと評判だ。若い頃から大ファンだったというブコウスキーを演じたマットに、ニューヨークで話を聞いた。

「最初は、僕はこの役には向いていないと思った。見かけが全然違うからね。でもこのチナスキーって役はブコウスキーをモデルにした分身だから、本人に似ている必要はないんだって思い直した。体重を増やして髪の生え際なんかを変えたけど、それは見た目を似せるためじゃなくて、どんな雰囲気で動くのか、佇まいを表すためにしたことなんだ」

大酒飲みですぐに仕事をクビになるが、少しも悪びれず、女を愛し、自由に小説を書き続けたブコウスキーの生き方を、「優雅だ」とマットは言う。「彼は世間の目なんか気にしなかった。見栄とも無縁だった。ただの酔っぱらいに見えるかも知れないけど、その飲んだくれている世界が彼の作品に最高のインスピレーションを与えたんだ。それに彼には、自分のメチャクチャな人生を笑うユーモアがあった。そして自由に書くために、半端仕事をこなしてシンプルな生き方を通したんだ。クールとしか言いようがないよね、憧れてしまうよ」

アウトサイダーのイメージでは、マットもブコウスキーに負けていない。演技の上でもはぐれ者や反抗的な役は評価も高い。「そういうタイプの役が好きなんだ。葛藤する役ほど挑戦しがいがあるじゃないか。僕自身、自分を守ってくれるようなグループに所属したことがないしね。僕が属するグループは“Misfits(はぐれ者)”っていうわけ(笑)。世間のトレンドにもあまり関心がない。監督としても役者としても、自分がやりたいと思ったものを作っていく。そのために、少々下り坂の時期があってもへこたれないつもりだ。哀しい時、苦しい時もあるのが人生だからさ」。子役からサバイバルしてきたマットの強さが、この言葉に表れている。

酔いどれ詩人になるまえに」は8月18日公開。

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