「アメリカン・アイドル」の辛口審査員サイモンが音楽映画を企画
2007年8月6日 12:00
[映画.com ニュース] 全米で圧倒的な視聴率を誇る人気リアリティ番組「アメリカン・アイドル」の辛口審査員でおなじみサイモン・コーウェルが、オーディション番組に参加するアイドルの卵たちを追った、「Star Struck」というタイトルの音楽映画の製作を企画していると米通信社ロイターが報じた、
同作は、歌手、ダンサー、俳優を目指すニューヨークの芸術学校に通う若者たちの姿を描いたアラン・パーカー監督の音楽映画「フェーム」(80)から着想を得たもので、「アメリカン・アイドル」のように毎週1名ずつ脱落していく番組のコンペティションを背景に、シンガーを目指す10人の若者たちの姿で追った音楽ドラマになるようだ。
「物語は10人の出場者の目線で語られるんだ。『ロッキー』のミュージカル版といったところかな。“負け犬”からはい上がる人々の、心地よいサクセスストーリーになる」とサイモンは語る。
サイモンによると、本家の番組「アイドル」同様に全国規模で行われるというオーディションは来年早々に開始され、無名の新人が起用されるという。年収4500万ドル(約55億円)の米TV界を知り尽くした男は、「映画を楽しませるためには、本物のTV番組の出場者だと思わせなきゃダメなんだ」と語る。08年夏の全米公開を目指し、製作されるという。