元日本軍特攻隊と元米海軍兵が62年を経て感動の対面「TOKKO/特攻」
2007年7月30日 12:00

[映画.com ニュース] 日系アメリカ人のリサ・モリモト監督と日本で生まれ育ったアメリカ人プロデューサーのリンダ・ホーグランドが、太平洋戦争末期に日本軍が編成した“特攻隊”の真実を日米両国の視点から描き出したドキュメンタリー「TOKKO/特攻」。日本では7月21日の公開以来、世代を超えて大きな反響を呼んでいる本作の会見が、7月28日、東京・渋谷のエクセルホテル東急にて行われた。
会見には特攻によって沈没した米駆逐艦ドレックスラー号の元乗組員ユージーン・ブリック氏とフレッド・ミッチェル氏も出席し、特攻隊の生存者である上島武雄氏と、戦後62年の時を経て感動の初対面を果たした。
「元特攻隊員の人たちと話し合うことによって、彼らがどのような気持ちで死へと向かって行ったのかを僕なりに理解したい」とブリック氏、「自分の中であの戦争にようやく終止符を打てると思い、来日した」とミッチェル氏。元特攻隊員の上島氏が登場すると、3人は固い握手を交わした。
「この映画は死んでいった特攻隊員たちへの鎮魂歌」と、モリモト監督とプロデューサーのホーグランドに感謝の意を表した上島氏は、「誰にとっても死というものは恐ろしい。当時は命令だったので、嫌だと思ってもやらなければならなかった。毎日特攻の訓練をするうちに、死に対する感情がなくなっていたのではないか。(実は)もう日本は負けると分かっていたけれど、我々搭乗員はそんなことは言えなかった。とにかく、家族を守るため、国を守るために飛んで行こうという気持ちだった」と当時の心境を語った。
元特攻隊員との対面について「彼らも僕たちと全く同じ人間」と感想を述べたフレッド氏。会見の終盤には「これまで特攻隊員に対してずっと怒りを持ち続け、心の重荷として背負ってきたが、(本作のおかげで)真相が分かり、やっとその重荷を捨てて日本に来ることができた。アメリカに帰っても、初めて穏やかな気持ちでいられると思います」と涙ながらに語り、会場を後にした。
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