ディズニーが、ストレートビデオ用の続編製作を中止
2007年6月29日 12:00
[映画.com ニュース] ディズニーが(映画館興行を行わない)ストレートビデオ用の続編製作を中止することになった。過去10数年間にわたってディズニーは、「ライオン・キング2」「わんわん物語II」「バンビ2/森のプリンス」「シンデレラII」「シンデレラIII 戻された時計の針」等のオリジナルビデオを積極的に製作。莫大な利益を上げる一方で、過去の遺産を安直な続編で台無しにしているとの批判を浴びてきた。
内部情報筋によると、ディズニーの続編商法にもっとも強い懸念を抱いていたのはピクサーの重鎮ジョン・ラセターだった。ラセターが昨年、ウォルト・ディズニー・アニメーションのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任すると、製作中の「おしゃれキャット2」「チキン・リトル2」「ルイスと未来泥棒2」などの企画を次々とストップさせた。しかし、これらの続編製作は別会社のディズニー・トゥーン社が行っているため、ラセターは直接影響力を及ばすことが出来ず、ディズニー・トゥーン社のシャロン・モリル社長と何度となく対立を繰り返してきたという。
しかし、現在製作中の「ピーターパン」のスピンオフ作品「ティンカーベル」のフッテージを鑑賞したラセターは、そのあまりのクオリティの低さに激怒。ディズニーのロバート・アイガーCEOに直談判し、その結果、既に製作費3000万ドルを費やしている「ティンカーベル」を製作中止に。シャロン・モリル社長は更迭処分となり、ディズニー・トゥーン社は方向転換することになった。

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