ホワイト・ストライプスの新作衣装はパーリー・キング&クイーン
2007年6月28日 12:00
[eiga.com 音楽ニュース] 新作「イッキー・サンプ」を6月20日にリリースしたホワイト・ストライプス。アルバムのカバーには、黒地に数100個の白いパールが縫い付けられた派手なジャケットを着たジャック&メグの姿が写っている。実はこれ、ロンドンに19世紀より伝わる「パーリー・キング&クイーン」の衣装のレプリカを特注したもの。パーリー・キング&クイーンとは、真珠貝で装飾した労働者階級の伝統的コスチュームを着用している人のことで、もともと市場の行商たちがボタンやズボンの裾などに真珠貝をあしらって身分を示していたが、それにヒントを得た市場の掃除人が彼らの落とした真珠貝を拾い集めて自身の服を目立つよう飾り立てたことが始まりと言われている。
ホワイト・ストライプスの今回の衣装については、スタイリストのブランディ・セントジョンを中心に製作チームが組まれ、縫製は昨年11月にスタート。パールを縫い付ける作業は数人がかりで延べ50時間以上が費やされ、この3月にめでたく完成したそうだ。
新アルバムのタイトル「イッキー・サンプ」は、英国北部の独特の表現で“ショック”や“驚き”を意味しているとのこと。ジャックは、妻で英国北部出身のモデル、カレン・エルソンからタイトルや曲をインスパイアされたことを明かしている。