ペネロペ・クルス、「ボルベール/帰郷」で“大人の色香”を発散!
2007年6月28日 12:00

[映画.com ニュース] 最新主演作「ボルベール/帰郷」で、06年カンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞、今年のアカデミー主演女優賞にもノミネートされたペネロペ・クルス。ペドロ・アルモドバル監督の「オール・アバウト・マイ・マザー」(98)で一躍注目され、それ以降ハリウッドでも活躍するようになった彼女を、恩師アルモドバルが故国スペインで撮った本作は、監督曰く「ペネロペのために書いた脚本」らしく、その魅力が最大限に引き出されている。彼女は語る。
「脚本を読んで、恋に落ちたわ。キャラクターは過去にオファーされた役の中で最も複雑だったけれど、脚本は今まで読んだ中で最も美しいものだと思った。ペドロは芸術家で、常に変化し、進化している人。だから、最初に仕事をした頃と今回とでは、全てが違っていると言えるわ。私自身も変化しているけれど、互いに良く理解し合っていることには変わらないわ」
本作でペネロペが演じたのは、15歳の娘と失業中の夫を抱える女性ライムンダ。ある日、娘が誤って父親を殺害してしまい、娘を必死に守りぬくことを誓う彼女の目の前に、死んだはずの実の母親が突然現れ……。母として、女として、娘として、ライムンダは様々な感情と向き合いながらたくましく生きていく。
「今まではこの女性を演じられるほど、私自身、大人の女性ではなかったのかもしれない。でもこの役柄をオファーされて、とても幸運だったと思う。初めて大人の女を演じているという実感があったの。私も32歳になったし、人間のエネルギーって(年齢とともに)変わるものだから」
劇中では子持ちの母親を演じたが、その美しさは10年前と変わらない。
「うまく言えないけれど、人が美しく見えるのは、とにかく自分がすべきことをしている時だと思う。それが何であれ、自分の心に素直に従っている時ね。はっきりとは分からなくても、その人の目を見ると、何かが起こっていることが感覚で分かるような時よ。ほとんどの人にはそういうオーラがあると思う。32歳はまだ若いと思うし、82歳でも若い人は若い。どう人生を生きたかということだと思うわ」
「ボルベール/帰郷」は6月30日公開。
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