モーツァルトの「魔笛」を映画化したケネス・ブラナー監督来日
2007年5月15日 12:00

天才作曲家、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの最高傑作との呼び声が高い不朽の名作オペラ「魔笛」を映画化したケネス・ブラナー監督が来日。5月14日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで記者会見が行われた。
モーツァルトの最晩年に作曲された原作の「魔笛」は、豊かな娯楽性と華やかな音楽性を備え、200年にわたり世界中で音楽史上最多の公演数を誇るオペラの金字塔。魔法の笛の音に導かれた兵士ダミーノが、パミーナ王女といくつもの試練を乗り越え愛を手にするという物語だ。数々のシェイクスピア作品で、俳優としてだけでなく映画作家としての評価も高いケネス・ブラナーは、「皆さんもどこかできっと耳にしたことがあるはず」と、劇中でパパゲーノが歌う有名なアリアの一節を口ずさんで会場を和ませた。
もともとオペラがそれほど得意ではなかったというブラナーだが、「世界で最も大衆に受け入れられたオペラを題材に、我々が慣れ親しんでいる“映画”というメディアによって、オペラを身近に感じてもらえると思った。オペラ作品を監督する私も、そして映画というジャンルで演じる俳優たちも、お互いが初めての分野への挑戦だったため、実に謙虚に取り組めたことが作品に良い影響をおよぼした」と作品の出来栄えには満足そうな様子。時代設定を第一次大戦中に変更した理由について、「この『魔笛』では愛が憎しみに打ち勝つ、光が暗闇に打ち勝つ、もっと直接的に言って平和というものが戦争に打ち勝つ」と、戦争への風刺を盛り込んだことも吐露した。「今までオペラに取っ付きにくいと思っていた人は、是非とも、リスクを冒して見に来てほしい」と語り、笑顔で会場を後にした。
「魔笛」は7月ロードショー。
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