ハリウッド映画初出演の中村雅俊「カバン1つで出かけたよ」
2007年5月15日 12:00

ハリウッド映画「アメリカンパスタイム/俺たちの星条旗」に主演した中村雅俊が、eiga.com独占取材に答えた。
デズモンド・ナカノ監督の同映画は、第2次大戦中の実話を基に、強制収容キャンプに収容された日系アメリカ人家族が、アメリカ最大の“パスタイム”(娯楽)だったベースボールを通じて、アメリカ人から“敵意”を向けられた困難な状況を打破していく感動のストーリー。中村が日系1世の父親を、ジュディ・オングが母親を演じる。慶応大学在学中、英語劇を演じた経験もある中村だが、初の本格的な英語のセリフについては「日系1世なので、英語のダイアローグコーチもいなかったんですよ。どんな発音でもOKが出たんだ(笑)。撮影中は(ユタ州の)ホテルに合宿状態で、僕の家族は仲良く、英語ペラペラのジュディさんらと念入りに読み合わせをした」と語る。
息子たちを演じるのは、ジャズのサキソフォン奏者として才能を持ち、大学進学を夢見ながら、収容所の日系人野球チームのエースとして奮投する弟役アーロン・ヨーと、アメリカ陸軍兵士として勇敢にヨーロッパを転戦して勲章をもらう兄役のレオナルド・ナム。「あの2人、顔がそっくりでしょう。いろんな映画のオーディションで(アジア系の)役柄を争う存在だったらしい。実は弟役のアーロンのほうが年上なんだけどね(笑)」
さらに中村は「強制収容キャンプに入るとき、彼らはカバン1つで入らなければならないんだ。僕もカバン1つだけで、アメリカへ単身で出かけた。持って行ったギターで撮影の合間に出演者と即興演奏したりしたが、音楽って心をつないでくれるものだね」と、和気藹々そうな現場のムードをコメントしてくれた。
「アメリカンパスタイム/俺たちの星条旗」はユナイテッド・シネマ豊洲にて公開中。6月8日にはDVDも発売される。
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