女は複雑。でも男は…?「カンバセーションズ」監督&脚本家が語る
2007年1月30日 12:00

かつての恋人同士で、10年ぶりに再会した男女。スクリーンを2分割した“デュアル・フレーム”で男と女を同時に映し、観客を2人の会話劇に引き込んでいく「カンバセーションズ」。本作のハンス・カノーザ監督と、脚本家のガブリエル・ゼビンに話を聞いた。
製作のきっかけは、「デュアル・フレームで映画を撮りたい」という監督の要望を受け、ガブリエルがその手法にあった物語を執筆したこと。「普通の映画は、ひとりの人物と、その相手とのカットバックが積み重なっていくけど、僕はその両方を同時にやってみたかったんだ」と、監督は動機について語る。「17歳のときに初めて劇場で映画を観た夜、客席を挟んで前後に向かい合ったスクリーンがあり、前と後のスクリーンで会話が展開するような夢を見たんだ。本当はその通りの映画を作りたいと思っていたんだけど、さすがに無理なので1つのスクリーンを2分割することにしたんだ」
ハンスとガブリエルは実生活のパートナーであり、学生時代からともに芝居作りをしてきた。劇中の男女には、2人の経験が生かされているのかと思えば、「無意識に何かあるのかもしれないけれど、意識的にそうしたことはほとんどないと思う」とガブリエル。一方のハンスは「僕は劇中の男と全く同じような経験をしたよ」と言う。「この脚本には僕が言ったこと、言われたことのあることが、そのまま盛り込まれていたんだ。そうしたことを彼女に話していたわけではないのに……。驚いたよ」
本作の原題は「Conversations with Other Women」。女性が複数形であり、ガブリエル曰く「女性はひとりでも多面的であることを意味している」とか。女が複雑な生き物だとすれば、男というものは、いつどこにいっても単純で同じような生き物なのかも?
2月3日より、シネスイッチ銀座ほかにてロードショー。
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