大物サモ・ハン、雪で遅刻。「SPL/狼よ静かに死ね」
2006年1月24日 12:00
昨秋、香港で公開され爆発的なヒットを記録し、同時期に東京で開催された東京フィルメックス06でも観客賞を受賞したバイオレンス・アクション「SPL/狼よ静かに死ね」。本作のPRのため、主演のドニー・イェン、「ジェット・リーの再来」といわれる若手注目株ウー・ジン、そして、香港映画界の重鎮サモハン・キン・ポー改めサモ・ハンが来日。1月23日、東京・永田町のキャピトル東急ホテルで記者会見が行われた。
当初、会見は午後1時開始予定だったが、21日の降雪のためサモ・ハンの飛行機が遅延した影響で、2時間半遅れで行われた。今回、30数年に及ぶ俳優生活で初めての悪役に挑んだサモ・ハンは「色々な役に挑戦できることはいいことだと思います。この映画の中では思いっきり、悪いことをやってみました」
壮絶を極める本作のアクションについては「サモ・ハンのこれまでの作品を観て、彼のイメージを生かしながら、自分なりのアクションをつけた」と語ったアクション監督のドニーに対し、サモ・ハンは「思いやりのあるアクション演出をしてもらった」と返答。それに対してドニーは「思いやりを受けたのは私です。そうでなければ、私はいま病院にいて、ここには来られなかったでしょう」とコメント。
また、ユエン・ウーピンにその才能を見いだされたウー・ジンは「私はドニー、サモ・ハンの映画を観ながら成長しました。彼らの真似をして鼻の骨を折ったこともあります」と語り、会場を驚かせた。「SPL/狼よ静かに死ね」は3月4日公開。
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