ウッディ・アレンが語る「僕のニューヨークライフ」
2006年1月17日 12:00

ニューヨークを舞台に、劇作家の青年の恋模様や、彼にアドバイスを与える神経質な老劇作家の人間関係をコメディタッチで描く……そんな“ウッディ・アレン印”が満載の「僕のニューヨークライフ」がようやく日本公開を迎える。本作について監督・主演のウッディ・アレンが語った。
主人公の青年ジェリーは、若かりし頃のアレンの姿と取れなくもない。アレン自身が演じる老作家と青年の会話は、まるでアレン自身が若い頃の自分と対話しているようでもある。「ジェリーには僕の若い頃の要素を入れてあるし、老人役の被害妄想的なところはまさに僕だ。だから、そのように理解することができるかもしれない。だけど僕が意図したことは、あくまで3人の物語を描くことだ。恋に溺れる青年、彼が恋こがれるセクシーだけど扱いづらい少女、そして青年に助言を与え続けるおかしな老人。この3人の物語は面白いものになるんじゃないかと思ったんだ」
では、もし若かりし頃の自分にアドバイスを与えることができるとしたら?
「僕は、誰にもアドバイスなんてできないと思ってるんだ。アドバイスなんてものは、人の感情には全く働きかけない。きっと『よくわかってないくせに勝手なこと言ってるよ』なんて思われるのが関の山だ。間違いを避けて進む方法を教えたとしても、きっと老人のアドバイスなんて聞かないで、人は間違いを犯すんだ。そういうもんだろう?」
「僕のニューヨークライフ」は、1月21日より恵比寿ガーデンシネマにて公開。
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