男娼少年の壮絶な人生を、イタリアン・ホラー巨匠の娘が監督
2005年5月3日 12:00

奔放な母親サラの影を追い求めながら、セックス、ドラッグ、暴力の中に生きる男娼少年を描いた、J・T・リロイのベストセラー自伝的小説「サラ、神に背いた少年」。その続編であり、少年の幼少期を綴った「サラ、いつわりの祈り」がこの度映画化。日本での公開を前に、監督・脚本・そして主演のサラを演じたアーシア・アルジェントが来日し、インタビューに応じてくれた。
「この物語の根底に流れているのは、親子の愛情なの」と語りはじめたアーシアは、続けて「J・T・リロイの原作を読むのは辛かった。(私も一児の母なので)虐待を繰り返す母親なんて信じることができなかったわ。この物語は、初めはとても受け入れ難いの。だけど読み進めるうちに、歪んだ形ではあるけれど、親子の強い絆というものを感じるようになるわ」と監督するに至った経緯を語ってくれた。
アーシアの父親は「サスペリア」などで知られるイタリアン・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントである。「私は映画出演6作目にして、やっと父親の映画『トラウマ/鮮血の叫び』に出ることができた。父親に自分を認めてもらおうと必死だったの」とコメント。本作で虐待されつつも母親からの愛を乞う少年の姿は、そのまま父ダリオと娘アーシアの関係にあてはまるのかもしれない。5月7日よりシネマライズにてロードショー。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー