「ハウル」日本記録を塗り替えるオープニング!
2004年11月24日 12:00
11月20日より、全国448スクリーンで公開された宮崎駿監督の「ハウルの動く城」が、公開2日間で動員約110万5000人、興収約14億8000万円という素晴らしいスタートを切った。これは、3年前の「千と千尋の神隠し」(最終興収304億円)や昨年のナンバーワンヒット作「踊る大捜査線2」(最終興収173.5億円)の出足を上回るもので、邦画としては過去最高のオープニング記録となる。平日も客足は落ちていず、公開1週間で興収30億円を超える可能性もある。
なお、公開初日に東宝本社(東京・有楽町)で会見を行ったスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによると、韓国、フランス、香港などでの公開が既に決定しており、最終的には北米を含めた世界約50カ国で公開される見通しとのこと。北米での公開規模については「『千と千尋』でアカデミー賞を受賞した影響が想像以上にあるので、その時(約250スクリーンで公開)よりも多くなると思う」と語った。
また、英語版の製作を、ジブリと密接な関係にあるピクサーのピート・ドクター(「モンスターズ・インク」の監督)が担当する事も発表されたが、声優陣については「名前はまだ言えないが、有名な役者に検討してもらっています」とのこと。国内の成績も気になる「ハウル」だが、海外でのパフォーマンスにも注目だ。
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