イーストウッド&スピルバーグが、硫黄島の激戦を映画化!
2004年7月13日 12:00
第2次世界大戦最大の激戦の1つと言われる硫黄島戦を、スティーブン・スピルバーグ監督率いるドリームワークスが映画化することが分かった。原作は「硫黄島の星条旗」(ジェームズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ著/文春文庫)。「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」など、第2次世界大戦を題材にした作品を発表してきたスピルバーグだが、今回はメガホンをとらず、監督候補としてクリント・イーストウッドと交渉中だという。
原作の表紙に使われている摺鉢(すりばち)山の山頂に星条旗を掲げようとする米兵6人の写真は、史上最も有名な戦争写真といわれピュリッツァー賞も受賞しているが、原作者のジェームズ・ブラッドリーは、その6人の中の1人、ジョン・ブラッドリー氏の息子にあたる。物語は、この6人のその後の人生を軸に、戦争の真実に迫る人間ドラマ。脚色は、イーストウッド監督の「ミリオン・ダラー・ベイビー」(ヒラリー・スワンク主演)の脚本も手がけているポール・ハギンスが担当する予定。