池袋の映画館が団結。「池袋シネマ振興会」発足
2004年3月30日 12:00
渋谷、新宿と並ぶ東京の繁華街・池袋に立地する映画館が連合し、「池袋シネマ振興会」を発足、3月25日、同地の立教大学・太刀川記念館でプロジェクトの説明会を行った。
振興会を構成するのは、池袋シネマサンシャイン、池袋東急、池袋HUMAXシネマ、シネマ・ロサ、シネ・リーブル池袋、シネロマン池袋、新文芸坐、テアトル池袋、テアトルダイヤの全9館。振興会代表の白石信彦氏(池袋HUMAXシネマ支配人)は、「我々に共通する“危機感”が、全9館の結束を実現した。娯楽が多様化し、シネコンの進出や六本木ヒルズなどのスポットの出現により、池袋の映画館から客足が遠のいている。これからは映画館から池袋を盛り上げ、池袋に文化の風を吹かせたい」と語った。振興会では、フリーペーパー「buku(ブク)」を発行・配布し、毎月29日を「bukuの日」と定めて、同紙持参者は1000円で入場できるキャンペーンを展開するほか、池袋の映画館での試写会も実施。今後は割引クーポンの発行、ポイントカードの導入なども検討しているとのこと。
昨年度の池袋地区の観客動員数は238万人で、振興会のキャンペーンにより、3年後に10%アップを目指す。詳細は下記オフィシャルサイト「c-buku.net」で。