ディズニーとピクサー、交渉決裂か?
2003年9月16日 12:00
大ヒット映画を連発するアニメーションスタジオのピクサーと、その配給を手がけるディズニーとの契約交渉が早くも暗礁に乗り上げたようだ。現在の契約が05年公開予定の「Cars」(ジョン・ラセター監督)で切れることをうけて、交渉をスタートさせたのはいいが、ディズニー側が「我が社の不利になるような契約は結ばない」と強気な条件を提示したために、ピクサー側が態度を硬化させたのである。その提示内容は明らかにされていないが、「製作費は折半、取り分はディズニーが60%、所有権はディズニーが保持」という現在の条件と大差ないものだと見られている。不公平感を感じているピクサーは、「Cars」に続く新作「プロジェクト2006」(仮題)を、独自に製作することを発表。密月も終わりを遂げそうである。ちなみに「プロジェクト2006」(仮題)は、パリに住むネズミを主人公にした物語だとか。