チャールトン・へストンが全米ライフル協会会長を辞任

2003年4月29日 12:00


「ボウリング・フォー・コロンバイン」より
「ボウリング・フォー・コロンバイン」より

チャールトン・ヘストンが、25日、6年間務めた全米ライフル協会(NRA)の会長を辞任した。辞任の理由は明らかにされていないが、昨年公表していたアルツハイマー病の兆候と関係があるとみられている。会長として史上最長の3期6年を務めたヘストンは、全国総会で、助けを借りながら舞台に上がったもののコメントはしなかった。総会ではヘストンの功績を称えるイベントが催されたほか、サイン入りのライフルがオークションにかけられたという。

NRAは市民が銃を持つ権利を擁護する右派団体で、会員は約400万人。ヘストンは役員時代から、銃規制強化を図るクリントン元米大統領を批判するなど、銃の所有権を主張、NRAの活動を拡大してきた。

ヘストンは59年、「ベン・ハー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。出演作には「猿の惑星」シリーズなど多数あるが、最近では、マイケル・ムーア監督がドキュメンタリー「ボウリング・フォー・コロンバイン」の取材でヘストン宅へ突撃取材を敢行。都合の悪い質問に黙り込んでしまう姿が印象的だった。ちなみにNRAは、コロンバインの惨劇があった直後に現場に近いデンバーで銃の展示即売会を強行、ヘストンは「私から銃を取り上げるなら私を殺せ」と演説したこともある。

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