アカデミー賞、戦争になっても授賞式は強行!
2003年3月18日 12:00
もしも対イラク攻撃が始まった場合でも、今年度のアカデミー賞授賞式は予定通り開催されることになりそうだ。すでに授賞式は、FBI、SWAT(対テロ警察特殊部隊)、ロス市警や700人以上が警備に当たる、かつてない厳戒態勢の中開催されることが発表されており、「戦時下に華々しいセレモニーを行うのは不謹慎」とコメントしたダニエル・デイ=ルイスほか、授賞式出席予定者には動揺が広がっている。プレゼンターや受賞者は政治的コメントをしないように指導されているとか、政治的発言をするとコメントがカットされるなど様々な噂が飛び交う中、授賞式のプロデューサーは「授賞式はスケジュール通りに行う」と断言した。アカデミー賞の授賞式は、映画界最大のビッグ・イベントであると共に、テレビ界のビッグ・イベントでもある。中止となれば、スポンサーへの損害賠償が多額になってしまうのも理由の1つなのだ。いずれにせよ、戦時下となった場合は画面下に速報が出続けるか、1時間おきにニュース速報が入るという、異例の中継となりそうだ。
過去、アカデミー賞授賞式が延期または中止されたのは、1938年の洪水による中止、68年のマーティン・ルーサー・キング師暗殺による延期、81年のレーガン大統領暗殺による延期の3回。授賞式は3月23日、ハリウッドのコダック・シアターで開催され、その模様は午後8時30分(米東部標準時)から生放送される。日本では、WOWOWにて日本時間の24日午前9時50分より生放送だ。
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