オスカーの手応えは?「WATARIDORI」の監督来日
2003年3月11日 12:00

フランスでは記録的大ヒット。アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされている「WATARIDORI」の総監督、ジャック・ペランが来日、3月7日、ホテル西洋銀座(東京・銀座)にて記者会見を行った。
この作品の主役は、春が訪れると生まれ故郷である北極を目指して飛び続ける“渡り鳥”。なぜ“渡り鳥”の映画を撮ろうと思ったか? の問いには「渡り鳥は壁も国境も越えて地球の上に存在しています。人は太古の昔から、空を飛びたい、自由になりたいと願い続けました。その自由を体現しているのが鳥だと思います。自由である鳥と一緒に飛び、彼らの目線で撮ることは、人としての夢の実現でもあったのです」との答え。また、20カ国以上に及ぶロケ地と100種類以上の渡り鳥を追い続けた3年に渡る撮影期間については、「スタッフは6チームに別れ、常に世界のどこかでロケをし、撮影したフィルムは460キロメートルにもなりました。飛ぶ鳥の近くでカメラを回すには、鳥との信頼関係も大切。半分は野生の鳥ですが、半分は卵から孵化させ育てあげた鳥たちです。その中で親子のような信頼関係を築くことができ、一緒に飛ぶことで地球のいろいろな部分を見ることができました」と振り返った。アカデミー賞ノミネートに関しては「多くの人が関心を持つきっかけになってくれれば嬉しい。しかし、この作品はドキュメンタリーではなく、自然をテーマにした映画だと思っているから、ノミネート止まりだと思います(笑)」とコメントした。4月5日より、テアトルタイムズスクエアほかにてロードショー。
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