トム・クルーズからの迷惑電話にイギリス人が激怒
2003年2月25日 12:00

スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート」のビデオ・DVDの発売キャンペーンが問題となっている。20世紀フォックスがイギリスで行ったこのキャンペーンは、携帯電話に音声メッセージが送られてくるというもので、20世紀フォックスには苦情の電話が多数寄せられたという。電話を取ると、大きなためいきの後に、トム・クルーズの声で「俺のマイノリティ・リポートはどこだ?」などの映画のセリフがいくつか流れた後、DVDやビデオの発売告知が流れるというのだが、受信者の中には「広告であるということが分かりづらい」として困惑する人もいたという。20世紀フォックスは「公式サイト上であらかじめ登録した人にしか電話をかけていないし、誰でもトム・クルーズの声を認識できるはずだ」と主張したが、英国広告標準監視委員会(ASA)は「誰もが直ちにトム・クルーズの声を認識できるわけではない」とコメント、このメッセージが恐怖や苦痛を引き起こす可能性もあるとしてキャンペーンをやめるよう警告した。
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