21年ぶりにメガホン。蜷川幸雄の「青の炎」が完成
2003年2月4日 12:00

演劇界の巨匠、蜷川幸雄が21年ぶりにメガホンを取った話題作「青の炎」が完成。1月28日、渋谷公会堂(東京・渋谷)にて披露試写会が行われた。当日は蜷川監督以下、主演の二宮和也、松浦亜弥らがリムジンで登場、レッドカーペットを踏んで会場入りするという豪華なセレモニーで演出された。舞台挨拶に立った蜷川監督は「公開を控え、今は入学テストの結果を待つ受験生の気分」と、久々となった映画監督業の感想を正直に吐露した一方で「ロケ撮影を行ったことで、舞台では表現しきれない、リアリティのある絵が撮れたこと、そして額の汗までクローズアップして撮れたことが楽しかった」と大物らしい余裕のコメントも。また、主演の二宮和也については「世界の10代、20代のトップレベルの俳優と比べても引けを取らない」と褒めちぎってみせた。原作の貴志祐介氏も「期待を遥かに超える出来ばえ」と太鼓判を押した本作、蜷川監督の手練れた技に注目である。3月15日からロードショー。
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