ベニーニ版「ピノキオ」、イタリアで記録的大ヒットの予感！

99年のアカデミー賞で、最優秀主演男優賞・外国語映画賞・作曲賞を受賞したイタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」でお馴染みのロベルト・ベニーニの新作「ピノキオ」が、10月11日からイタリアで公開される。イタリア国内にある全3000スクリーンのうち、約30%にあたる860スクリーンでの公開が決まっており、イタリアでの期待度の高さをうかがわせる。この実写版「ピノキオ」は、ディズニーのアニメ版よりもカルロ・コロディの原作により近いという。大人のベニーニがピノキオを演じるため、まわりの子供役もすべて大人が演じるという珍作である。音楽には「ライフ～」でのパートナー、ニコラ・ピオバーニ、撮影監督には、今ではハリウッドで売れっ子となったダンテ・スピノッティが起用されている。製作費は、イタリア映画界最高と言われる4500万ドル（約54億円）で、全米では12月25日からミラマックス配給によって公開される。再びベニーニ旋風が吹き荒れるかどうか、楽しみだ。