オリーブ少女必見。魚喃キリコ原作、市川実日子主演映画会見
2002年7月16日 12:00
映画「blue」の披露試写会が7月11日、映画美学校(東京・京橋)にて行われ、主演の市川実日子と安藤尋監督が会見を行った。本作は、「痛々しいラヴ」などで知られる漫画家、魚喃キリコ作品初の映画化。女子高生、桐島カヤ子を市川が、桐島が恋心を抱く同級生、遠藤雅美を小西真奈美が演じる。
映画初主演となる市川は、本作で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を獲得。昨年の宮沢りえ(「華の愛 遊園驚夢」)に続く日本人としての受賞だが、「授賞式で突然名前を呼ばれたけれど、ロシア語だったので何の賞なのか分からなかった。その後の会見で初めて知った」という。記者からの、「この受賞が(女優としての)自信につながったか?」との質問に、雑誌「オリーブ」の専属モデル出身の市川は「はい」と素直なコメント。安藤監督も「いい意味で緊張感を持続している。カヤ子という役を積極的に理解してくれた」と女優としての市川を評価した。来春、シネ・アミューズほかにて公開。