「ウインドトーカーズ」ジョン・ウー&ニコラス・ケイジが揃って来日
2002年7月2日 12:00
「ウインドトーカーズ」とは、太平洋戦争の最中、日本軍でも解読不可能とされるナバホ族の言語を使って暗号を送った通信兵のこと。「生きて敵に渡してはならない」と指令を受けた海兵隊員と通信兵との、戦場を舞台に繰り広げられる男同士の熱い絆を描いた物語だ。
2人がタッグを組むのは、「フェイス/オフ」以来2度目。会見に臨んだ2人は公私共に仲が良いということで、本作とも絡め、会見は男同士の友情に焦点が当てられた。ウー監督がケイジについて「素晴らしい俳優であると共に、心からの友人。彼はいつもクリエイティブで、現場でも素晴らしいアイディアをたくさん出してくれる。かえって私の方が彼から学ぶことは多い」と称えれば、ケイジも「常に自分のビジョンを持ち、それを独創的に表現できる人。どの作品を見ても『ジョー・ウー』印が見える。また人間的にも優しく、相手が誰であれ敬意を持って付き合うことができる人」と語り、互いに信頼できる良きパートナーであることをうかがわせた。
また本作中では、ケイジが日本語を話すシーンが登場するが、日本語はどうやって覚えたのか? との質問に「実は小学4年生の時、日本語が勉強したくて数年間カリフォルニアの日本の小学校に通っていたんだ。日本語を話すシーンは、本当は英語のセリフだったが、急遽日本語の先生に撮影に立ち会ってセリフを考えてもらったんだ。こうして来日して日本人の言葉を聞いても、どこか懐かしい感じがしてくる。小学校の時は俳句まで作ったんだよ!」と意外なエピソードを披露し、会場を沸かせた。
「ウインドトーカーズ」は8月下旬より、全国松竹・東急系にてロードショー。
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