ラジオ局が音楽を自主規制。「イマジン」も禁止曲?
2001年9月25日 12:00
全米に1200もの系列局を持つラジオ・ネットワーク「クリア・チャンネル」が、「問題曲」を150曲リストアップし、系列局に放送の自粛を促している。テロ事件でショックを受けている聴視者を刺激する可能性のある音楽を自主規制しているわけだが、このリストが議論を巻き起こしている。たとえば、飛行機を連想させるもの、例えばレニー・クラビッツの「フライ・アウェイ(Fly Away)」、トム・ペティ「フリー・フォーリン(Free Fallin')」などが禁止曲になるのはまだいい。が、キャロル・キング「空が落ちてくる(I Feel the Earth Move)」、キャット・スティーブンス「雨にぬれた朝(Morning Has Broken)」、サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」など、「朝」「火災」「地震」「事故」「爆発」等のキーワードに過敏になりすぎているきらいがあるのだ。ビートルズ・ナンバーからは「涙の乗車券(Ticket to Ride)」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day in the Life)」「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ(Lucy in the Sky with Diamonds)」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Obla Di, Obla Da)」の4曲が禁止となった。理解に苦しむのは、ジョン・レノンの「イマジン(Imagine)」やルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」がリストに入っているということ。おそらく、これほどひどい事件のさなかに「世界は美しい」という希望に満ちた歌を聞くと、聴視者が取り乱す可能性があると判断したためだろう。ちなみに、バングルスの「エジプシャン(Walk Like an Egyptian)」もエントリーされている。これは「エジプト人」が「テロリスト」を連想させるから? 当のクリア・チャンネルのサイトでは、そのような問題曲のリストは存在しないとのリリース文を掲載しているが。
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