お互い都合の良い関係はすぐに壊れる。負の感情も含めての人間なのだ
タイトル通りの印象。
ケンカなんてなくなれば良いのに、と思うこともあるが、
負の感情も分かり合えるからこそ、気を遣えたり、
その気遣いによってその人をより好きになったりするわけで。
負の感情なしの関係は、言ってしまえば上辺だけの関係である。
苦労せずに手に入れた関係は、簡単に崩れる。
本作では「思ってることはちゃんと口に出せ」という話が度々出てくるが、まさにその通り。
負の感情も含め、伝... 続きを見る
すでに世界はそうなっている
黒沢監督の映画は好きなのも多いのですが、この作品は(も?)「もっとそこはわかりやすく語ってしまっていいのでは?」と思える脚本でした。
しかしラストは映画の中の人物だけでなく観客も「地獄へ道連れ」といった黒沢流の演出で嫌いじゃないです。もうとっくに世界はそうなっているんですね。 続きを見る
なんか嫌な気分になる映画
警察の、とにかく早く解決させたい、ろくに捜査せず怪しい介護士を追い詰めて無理矢理自白させようとする。袴田事件を連想させる。そして追い込む2人の刑事がとにかく不愉快。浅野忠信は敵役。そして福士蒼汰が意外にもこの嫌な刑事役を好演。こんな役も出来るなんてみなおしました。
そして、この映画の公開にあたって、松本まりかが俳優を辞めようと思ったと話していた。確かに大変な役だ。松本まりかも福士蒼汰も、... 続きを見る
ユーモアのある意地悪
「哀れなるものたち」も好きなのですが、こちらはより救いがなく意地悪さもストレートで非常によかった。
「支配と依存」を極端な形で描いてはいるが、誰もが多かれ少なかれこうした形で生きている。
しかし時々、「そっちかよ!」と笑えるところがあり、そういうセンスも好ましい。
役者さんがみんないい。 続きを見る
痛みや傷でさえ一つの絆
映画館告知で毎回流れてるしたまに見るテレビCMもやってるし気合い入ってるなーと思い永瀬廉くん目当てで見に行きました
ストーリーはよくあるというか淡々とギスギスと進んでいった感じで特に心には残らずでした…
それぞれの成長したところがあればカタルシスもっとあったのになー なんて
三人の子供の頃というかバックボーンがもう少しあれば大人になってからの行動がコイツはそうだよなってなったかも
ただ…... 続きを見る
キングお墨付きのストーリーテリング
引き込み力がすごい。70年代のやらせ全盛時代の深夜バラエティーショー。司会者とプロデューサーのなりふり構わない視聴率稼ぎが面白い。感覚が麻痺していて、本当のハプニングもやらせ演出だと勘違いして、『グッジョブ』と喜んでしまう。
最初の霊能者が退場した後に、超能力や霊能力のトリックを暴くマジシャンがスタジオに登場する。このオカルトバスターの存在が、霊能者クリストゥと悪魔憑き少女リリーへの対... 続きを見る
本当の気持ちにふれる話
とある島の家庭環境が悪く人と話すことが苦手で、つい人に手を出してしまう主人公がある日見つけた不思議な生き物【ふれる】、同い年の島の子3人がふれるによって心で思っている事が分かり親友になり、大人になって島を出ても3人でシェアハウスをして住んでいる。
状況は特殊ですが、まぁ、どんなに分かっている相手でも実際には何を考えてるなんて分からない、だからこそ相手を想い、相手に伝わるようにコミュニケーシ... 続きを見る
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