阿部サダヲの持ち味全開のサイコサスペンス
やはり、白石監督と阿部サダヲが紡ぎ出す作品は平常心で観ることはできない。衝撃的で心揺さぶられる。全編、不気味な雰囲気が漂い、絶えず鼓動は収まらず、画面に釘付けになる。
鬱屈した大学生活を過ごしていた筧井雅也(岡田健史)の元に、猟奇連続殺人犯で死刑が確定している獄中の榛村大和(阿部サダヲ)から一通の手紙が届く。最後の殺人は冤罪であり、真犯人がいることを証明して欲しいという内容だった。筧井の地... 続きを見る
ジョーカーの悪の本質に迫る衝撃作
予想を遥かに超えた凄い作品だった。アメコミヒーロー・バットマンの悪役として有名なジョーカーの誕生秘話を、一切の虚飾を排除した容赦ない描写で綴っていく。悪役の誕生秘話を描いた作品は多いが、そういう作品とは全く異質な衝撃作である。
主人公・アーサー(ホアキン・フェニックス)はゴッサムシティで年老いた母と暮らす、孤独で優しい青年だった。彼は、笑顔で人を楽しませなさいという母の言葉に従って、ピエロ... 続きを見る
壮大な?パロディコメディ
評判が悪すぎて見るとやめようと思ったけど、見方しだいで楽しめます。
ちなみに、あまり聞かないアカウントが多い。この映画の評価しかしてない。意味は簡単。
そういう仕事があるのかな?それとも個人の趣味?
思ってたのと違った、、と、言われそうな映画ですね。でも、そもそもの設定が、パロディでコメディ。目の付け所が面白いので、これはこれでありかと。
途中途中、バカに予算かけてシリアスだったりするの... 続きを見る
そうだ、手話から始めよう‼️
たまにあるんです、こういうのが。
ルビーの歌声の一部しか流れていない予告編なのに、〝これはきてる❗️絶対泣くだろうな〟と高い満足度が設定されてしまい、いい映画であることがデフォルトになってしまう(『クライ・マッチョ』なんかもそのひとつでと思います)。
なので、実際に見て予想通りだとアレ⁈こんなもんだったっけ?という感じで、期待していたほどは刺さってこない(感じがする)。
そのせいなのか、感動... 続きを見る
【高級ブランドは知的財産で儲かる】
こんな事件が起きるのは、高級ブランドが知的財産で儲かるからだ。
映画でも語られるように、グッチの価値は600億ドルと見積もられているが、これを円換算すると7兆円弱になる。
グッチを保有する世界的な高級ブランド・グループのフランスのケリングは株式を公開していて、時価総額が円換算ベースで12兆円弱なので、グッチのブランドとしての重要性が分かると思う。
現在、高級ブランド市場は、三つの高級ブ... 続きを見る
マーベルファンにはたまらないでしょう。
ストーリーの広がり、登場人物がスゴイことになっていて興奮しました。
とても面白かったですが、過去のスパイダーマンシリーズや他のマーベル作品との繋がりが強いので観ていない方は面白さが半減かも?
逆にマーベルファンにはたまらない内容となっています。 続きを見る
映画史的記憶を織り込み壮大な世界を構築したヴィルヌーヴの到達点
フランク・ハーバートの傑作SF小説「デューン」(1965)は、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」シリーズにも影響を与えたことでも有名で、たとえば「Ep.6 ジェダイの帰還」に登場した砂漠の大穴から人間を丸呑みする巨大生物サルラックは「デューン」のサンドワームの借用だ。だから2021年の「DUNE デューン 砂の惑星」を観て物語要素などに「スター・ウォーズっぽさ」を感じるのはある意味... 続きを見る
【脆い正義と曖昧な真実】
昔、糸井重里さんが、Twitterだったと思うが、面白いことを言うなと思って、書き留めてきた文章がある。
“僕は、自分が参考にする意見としては、「よりスキャンダラスでないほう」を選びます。「より脅かしてないほう」を選びます。「より正義を語らないほう」を選びます。「より失礼でないほう」を選びます。そして「よりユーモアのあるほう」を選びます”
確か、これは、震災の際の原発事故で、デマを聞いて... 続きを見る
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