劇場公開日 2023年12月22日

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「独裁者は斯して生まれた。」ハンガー・ゲーム0 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5独裁者は斯して生まれた。

2023年12月25日
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鑑賞方法:映画館

シリーズの2つくらいは見たような気がするが、それらが繋がらないほどシリーズの間隔が空いているのか?
記憶が悪いのか?

初めて見たとしても、
3部作となっていて最後には膝を叩いて、
そうだったか!と、納得してしまう。

そうなのだ、
俺を信じろという奴ほど裏切りをよくしている。
つまり、信じるに足りない人間だと自分でアピールしていることが分かる。

それは、生まれた時からそうして生きてゆくたびに、
信頼の大切さを知り、それを利用したからに他ならない。

つまり、生まれながらの政治屋なのだ。
信頼はされるものではなく利用するのだ。

私を信じて下さい。
清き一票を私にいれて下さい。
あなた方に尽くしますと言っておきながら、
政治献金を霞みとり、自身が裏金マージンを受け取り、
所得税を払わない。
そして、国民から所得税、消費税を一円半銭徴収する仕組みを作る。
裏切りの始まりではなく、
自分が尊大なるための好物なのだ。

そんな政治屋のボス中のボスが独裁者と成るのだろう。

いや、想像も予想も期待もしていなかった面白い映画だった。
中弛みはあるが、意外と恐怖といい歌で励まされる。

そして、主役の男女の演技がどちらもすばらかった。

是非、続きを観たいものだ。

そして、
さらに独裁者の育ち方を見せて欲しい。

( ̄▽ ̄)

ハンガー・ゲーム0

スーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化した世界的ヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」の前日譚。
シリーズ第1作で主人公カットニスがプレイヤーに志願する64年前を舞台に、ドナルド・サザーランドが演じた独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描く。

反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」。記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳のスノーは、貧しい境遇から抜け出すべく優勝を目指す。しかし彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区出身で“歌”を唯一の武器とする少女ルーシーだった。

イギリス出身の俳優トム・ブライスが若き日のコリオレーナス・スノー役で主演を務め、「ウエスト・サイド・ストーリー」のレイチェル・ゼグラーがルーシーを演じる。「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督が引き続きメガホンをとり、「アサシン クリード」のマイケル・レスリーと「リトル・ミス・サンシャイン」のマイケル・アーントが脚本を担当。

カール@山口三