ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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シナリオの構造は面白いんだけど
主人公の重岡君が不自然に気付きすぎで
話を進めすぎなのにムリを感じて、若干シラケます。
そもそもなんで関係ないのに呼ばれたのか?
後味悪くないので見て後悔は無いです。
原作と比べて
映画を見たあとで原作も読んだので、そこを比較しながら
若干のアレンジはあったものの基本ストーリーは原作と同じです
映画では登場者間の恋愛感情が無かったのと細かい描写が削られたり変わっていたりといったとこかな?
しかしその場面が結構キーポイントになっていて、映画を見たときに感じた違和感が原作を読むとそうなのかと思ったり
この辺りさすが東野圭吾なのかなと思いました
特に動機に結びつく場面は原作の持って行き方の方が納得感有りますね
ラストの演劇のシーンは映画ならではの演出で、ここは良かったです
古い話で恐縮ですが薬師丸ひろ子のWの悲劇を思い出しました
見終わって 場面は山荘のみで参加者もメインキャスト8名と最初少しだけ出てた山荘のオーナー1名なので舞台に出来そうだなと思ったら舞台も上演中なのですね、チケット取れたので行ってみます
全体としては結構面白かったです
怖くないグロくない万人向け
最初から板の上で行われていた芝居だった、という事で良いのかな。
役者の演技力と観客の想像力によって、あの立派な山荘は存在していた。
三重構造どころか四重構造になっているという事か、なかなか壮大。
どこまでがフェイクなのだろうか。
すべてが車椅子の女優を舞台に上げる為に作られたフィクションともとれるけど、もしかしたら舞台の前身となる事件は本当に起きていたのかもしれない。
それを久我が物語として練り直し、事件の関係者達が演じた。
そうだとすると最後に本多が久我に「ありがとな」と言ったのに納得できる気がする。
でもそれにしては脚本家が探偵役とは、なかなか目立ちたがり屋な脚本家だと思ってしまう。
山荘の中でそれぞれが着ていた服がカラフルで好きだったので舞台に戻った時に皆黒くてちょっと残念。
最終場面以外は面白かったです。
ミステリー初心者としては面白かったです。
主演の演技が不安でしたが始まれば気にすることなく見れました。
間宮祥太朗さんの演技が特に良かったです。首を絞め殺すシーンは見ててハラハラしました。
以下星を減らした理由
最終場面でかなりスポットが当たる方に感情移入しにくいです。急に出てきて急に語り始めたなぁと思いながら見てました。(ストーリーの都合上最後しか出れないし無下にも出来ないし仕方ないとは思います。)
主人公の言動の1つが明確に浮いてる気がします。伏線だと分かりやすくて少ししらけました。
キャスティングも演技も良かったが
犯人までは単体要素だけでわかるが、トリック見破るのは映画館では無理だった。
また、雅美がやぶった紙に久我の名前があったのと、脚本が久我だったのがどういうことなのか理解できず。
大塚明夫がAIだという説明がなければ、そもそもデキレというオチもあるのかとも思ったが、、、
自分の劇団で持ち込みの脚本つかうということがあるの?あるなら見た目通りのスジを受け入れても良いのだが、
原作読んでないけれど、やはりオーディションー謎解きシーン含めて出来レースというのが答えなのかな・・・知らんけど
ミステリエンターテイメント
原作を読んだ上で、3回観ました。
登場人物の性格や動機、山荘の造り等、原作と違う箇所は多々ありますが、映像作品に合う様に上手く作り替えられていると思います。
原作ファンの方がどのよう思われるかは分かりませんが、元々、感情移入する情緒的な書かれ方はされていないので、誰かに感情移入してストーリーに入り込むというより、曲者揃いの登場人物のやり取りや二転三転するストーリーを楽しむ映画だと感じました。
設定に無理がある、という意見もありますが、そもそも7人中4人が共犯(共演?)なのですから、残り3人が不自然に思わなければいいわけです。そして、彼らは役者。そして、これはオーディション。役を勝ち取りたい、降りたくないという精神的な縛りが想像以上にあるのだろうな、と思っていたので私は気になりませんでした。
狭い世界を生きる若者の青春ドラマでもあり、人間ドラマでもあり、ミステリでもある。面白かったです。
全てが舞台の上の演出だった、と考えられるのもいいですね。
舞台の上の演出だった、とするのが一番綺麗にまとまるとは思いますが、白黒付けずに観客の想像に任せられているのも良いです。
原作と違って、皆さん美男美女なのも観ていて眼福でした。
特に、主演の重岡大毅さんは普通の青年を演じさせたら素晴らしいです!いつか彼が犯人のミステリも観てみたいと思いました。
死人が多く出る本格サスペンス好きには向かないストーリーですが、私のように人が死ぬのが苦手なタイプにはとても面白い映画でした。
小説で読んだ方が面白いと思える映画だった。 不可解な点が何個か気に...
小説で読んだ方が面白いと思える映画だった。
不可解な点が何個か気になる。
堀田真由、西野七瀬、戸塚純貴の死体の隠し場所、どう生活したのか
金田一少年のオペラ座の怪人を思い出した
観ている最中は「人狼ゲームじゃん」と思っていたら、金田一少年の事件簿の初期の傑作オペラ座の怪人に似ているなと感じました。あのオペラ座の怪人のワクワク感があり、悲しげな音楽がマッチしていました。
1回の観賞では把握出来なかった疑問点が主に2つ出てきました。
・なぜ久我が雅美の居場所が分かったのか?
盗聴器が仕掛けてあったようですが、なぜ居場所が分かったのかな?
・犯人の殺害動機が薄いのではないか?
車椅子状態になった事故は突発的事故のような気がするけど、ノートの嫌がらせがあったとしても殺害まで企てるかな?
腑に落ちない部分はあったけど、東野圭吾の原作の中では、けっこう面白い作品だと思います。
小説よもう。(2024年1作目)
主演?の子があまり得意ではなくてどうしようかなーと思ってたんだが時間が合ったので鑑賞。
東野作品は結構読んでるけど珍しく未読。
話的にそこまでどんでん返しなどはないんだが、素直に軽いドラマ物サスペンスとして楽しめた。
間宮祥太朗君興味なかったけど素敵な役だった。
ところで、最後全てが脚本でしたエンドなの?
だったら森川葵ちゃんはカーテンコールで立つか?
脚本久我君になってたから、全てフィクションでしたー。なのかな?そうじゃなきゃ脚本は本多くんであるべきよね?
登場人物が少なく、かつ場面もあまり動かない中で楽しく観られました。
小説読んでみよ。
さすがに期待しすぎた
原作を読まないで観に行きましたが、原作の評価が高いのは知ってるので、かなり期待して公開初日に観に行ったら少しがっかりしました。
話はつまらないわけではなく、そこまで退屈はしませんでしたが、ミステリーとしては話が薄いと感じました。
オーディションの中で起きる事件は演出なのか、本当の事件で犯人がいるのか。というような流れなので、それなりの緊張感や緊迫感はありました。
ですが伏線らしい伏線はあまりなく、結末も、騙された感覚はありませんでした。
また、なんとなく演出から今回のどんでん返しも予想できます。どんでん返しを見慣れてる人なら、全体像がなんとなくわかります。
なのでもう1回くらい展開がひっくり返る演出があったら良かったです。
一度見て“つまらない”はもったいない作品
原作を読み、見に行きました。
一回目は原作の映像化に注目し、のちに舞台化したシーンは映画オリジナルとして付け加えられたな、くらいの感覚でした。ただ、“ネタバレ”と言われた三日間限定特典で雅美が車椅子ではないのを見て、もしかして最初から舞台(フィクション)を見せられていた?と気になり、二回目へ。発見があり、疑問も増え、そこを解消させるために三回目へ。という風に、見れば見るほどはまる作品です。
原作にある「ここに恋愛感情がある」のような関係性はストーカー的な1...
原作にある「ここに恋愛感情がある」のような関係性はストーカー的な1か所しか残さなかったので、殺意までの説得力は少し減った気がする。あと共犯者の顔出しがあっさりとしていてなぜ登場できたのか説明があっても良いと思ったけれど。良いところが多い。令和の現代だからどこにでもカメラがあり、普通に盗聴器が買える。全部がメモや手紙だと違うかたちで犯人にたどり着いてしまう気もするから。俳優のレベルが主演級で揃っていて、あたりをつけることもできない。カメラと演出が巧妙でにおわせと惑わせがゴロゴロしている。ラストが特に秀逸で、水滸と比べてあか抜けない主演はこのために呼ばれたんだろうなと思った。エンドロールまで聴いているとひときわ感情を揺さぶる歌声が聞こえるのだがそれがその主演重岡さんだという。とんだ役者だった。
ミステリー....?
東野圭吾さんということでミステリー好きとしては行かねば!!という感じで行ったのですが……
うーん……微妙!!
ストーリー自体が面白くない訳ではないのでこの映画つまんねーとはなりませんでしたが、
引っかかるところが多かったです。
原作がそこそこ長いからかカットされているところが多く、ちゃんと筋が通っていないなーと感じてしまいました。
バスは目隠しをされた状態でどう降りたの?
アナウンスでどこだか分からない?
犯人の人がバスを手配したのならそのお金は、
などとにかく引っかかる点は多かったです。
ミステリーとして観に行く人はつまらないと感じてしまうのかな〜と思います。
謎解き披露シーンも案外サクサク行ってしまったり、最後の犯人探しの時の3人のビデオ(?)みたいなシーンはもうしらみ潰しで探している感じしかしなくてなんか残念でした。
その割にはすごく謎解きを披露するし。
うーん。
伏線などは全く貼られていないのでなんかなー?ミステリー?という感じでした。
完全に好みの問題
この作品はサスペンスミステリーとのことで、主だった軸が「サスペンス」と「ミステリー」で構成されているという認識を持っています。見た感想としては「サスペンス」もあり、「ミステリー」もあり、「人間ドラマ」のような要素もあり、贅沢な内容になっているとは思いました。作品を見ているときは「これからどんな展開になっているんだろう」、「どういう種明かしなんだろう」と期待しながら見ることができました。
しかし、完全に好みの問題だと思いますが、要素が多かったからか「圧倒される何か」を感じることはありませんでした。ミステリー愛好家ではないからかもしれません。
3人の酸素に来た女子は良いんだけどなぁ
その昔、読んだ東野圭吾の映画化ですか。
内容はなんとなくは覚えていましたが、犯人が誰かかは?さっぱりでしたので改めて鑑賞。
さて、出演者達のギャラを除き思いっきり低予算のこの映画ですが、ちょいとムリが多すぎたような感じです。
【以下。思いっきりネタバレ注意】
1番の疑問は、結局は、雅美の為にした殺人は全てウソだったわけだが、そうであるならば、殺されたはずの3人は一生、街を歩けなくなる、いや、大好きな舞台に立てなくなるのでは?
という事。それはムリやろ。
原作もそうだったかな??
プロの仕事だわ。
トリックがどーした、こーしたってストーリーじゃないね。
才人の長所、短所、特徴に相性を正しく組み合わせて、勘違いされやすい人達の善性を前に押し出したラスト。
プロの仕事だわ~。
スッゴイ!
追記
相性がいいのにそりが合わなかったり
相性が合わないのに惹かれてしまう人だったり
相性がいいのに恋愛対象にならなかったり
相性がいいのに考え方が違ったり
相性関係なしにひたむきな才能に心惹かれたり
悪女に勘違いされやすい人、絶望していても本当は前向きな人、繊細すぎる人、本当に相性が悪い人がいる人達などなど勘違いされやすい人ばかり。原作未読なので元キャラは知りませんが原作にはカップルがいたとか?カップルになりそうな人達がいないのでオリジナルなのかな?だったら脚本家ってスゴイな~
これは?あれは?の多層思考に閉ざされることの面白さ
評価が真っ二つに分かれている
これこそ鑑賞者に解釈を委ねられた作品の醍醐味!
もうそれだけでゾクゾクする。
"さあ、お前はどっちだ?"と試されているよう。
原作読了後、3回鑑賞
観れば観るほど深みがでてくる本作
『サスペンスエンターテインメント』と銘打つ通り、原作へのリスペクトは忘れず、時代を合わせ映画というエンタメに手入れされている。
噛んで噛んで自分で思考することに面白さがある。噛むほど甘くなるお米のよう。
これって?あれって?自分の脳内で組み立てて、意味が生まれた瞬間の爽快感を味わう作品、かな。
事件が実際に起きたのか、すべてがフィクションで劇団水滸の舞台を観劇していたのか。
このわかりやすい結末を差し出さないところ、私はかなり好き。
絶望も希望も100/0なんてことないし。人間って人生って、そうじゃん?
そうすると人間劇としても面白い。
疑う余地、を残していること。受け取り方が自由だからこそ、賛否両論、もう一回観て確かめてみるかと思える。それが意図な気すらしてくる。
「アイマスクしたままバス降りれんのか?」「なんか臭い言い回しだな?」
これらの違和感もすべて、こんなの現実じゃありえん→わざとらしく浮きだたせている→やはりすべてフィクション?舞台演出?と解釈の余白を生んでいる。自然になじませず変なのと思わせることで層として浮き上がる。
二回観てほしい、という意味が分かる。
上澄みだけ掬って一回で面白くないと思うのは相当勿体ない。
観るたび、考えるたびに正解のない多層構造に迷い込み、
自分がどの階層に閉じ込められるか、が楽しい。
あと個人的には、今をときめく主役級俳優陣がこんなに揃って、サブキャストもなし、シンプルに演技合戦してるってだけで単純にワクワクした。拮抗してないと、この並列感は出ない。これだけ華のあるメンバーが質実剛健な作品作りしてるの、なんか、いいよね。このなんかいいよね、ってなんだかんだ一番強い気がする。みんな好きになったな。今後の活躍気にかけると思う。
原作からずっと引っかかっていた久我については、今回映画で重岡さんの演技を観て、この作品のピュアの部分を担っているんだな、と私の中では腹落ちした。彼が放っている言葉にできない空気、瑞々しさ、が、捨てきれない希望、人間の愚かさの底に消えない純真、みたいな説明できない部分。筋とかなんだとか思考パートでなく、感覚で腑に落ちた。彼の存在が作品自体の救いの光の一筋を担っているのかなと。これは感覚なので言語化がうまくできない。感じろ、のやつ。
映画を観終えた後も考える楽しみ、原作と反復する楽しみ、あれこれ言う楽しみがある。楽しいの持続性&キャストを好きになった→これらも加点して総合エンタメ評価として5☆
び、微妙…
東野圭吾さんの小説は昔に何冊か読んだことがあり、面白かった記憶があります。
なので本作は未読ですが、期待して見に行きました
結果、かなり微妙…
まず、閉ざされた山荘といういかにもな舞台が用意されているので、てっきり人の死にパニックになったり、緊張感のある疑心暗鬼の謎解き合戦でもあるのかと思っていましたが、全然そんなことはなく…
全くと言っていいほど謎解きしません!
なんで…
種明かしのシーンも、まぁこの人犯人だよね!って感じだし…
自分を半身不随にした相手を殺そうとしてたのに、ごめんなさい(泣)で許すってどんだけしょぼい殺意なんだよ…
(そもそも、ながらスマホしてるんだから自業自得感ある)
あと、2人にネタばらししなかった理由何?
蚊帳の外感凄い
これなら、全員知ってて全員演技でした!か、2人のキャラ削除でよくない?と思った
あとあと、時折出てきた見取り図のカットは何?
わざわざ何度も入れてきたんだから、部屋の構造や誰がどの部屋にいるとかがキーになるのかと思ってたんだけど、何も無い…
ただの尺稼ぎだったのかな?
それとも、舞台劇って伏線?
舞台劇見ないからピンと来ないんだよね〜
最後のシーンは、これはどこからどこまでがフィクションか曖昧にしてどう考えるかはあなた次第です!笑って感じ?
仲直りエンドはしょうもな過ぎだと思うから、全てフィクション説押すけど…
でもそれなら、カーテンコールの後、車椅子から立ち上がって出ていく方が綺麗なんだよな〜
私自身、最初から最後までが舞台の演劇だったというオチで観たので、そ...
私自身、最初から最後までが舞台の演劇だったというオチで観たので、その構造は好きだなと思った。普通にサスペンスで観ると全然面白くないとは思う。
全157件中、61~80件目を表示