ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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ぜひ推理しながら見てください。
アマプラで視聴、原作未読です。最近の旬の俳優さんがそろっています。
重岡大毅くん演じる久我が、唯一劇団員ではない点と論理的な言動で詰めていく点で、探偵ポジションで投入されたキャラなのか、主犯なのか、オーディション主催者側の手下なのか等非常に悩みました。
何段階にもオチがあるので、楽しみながら見れるかと思います。
ストーリー的には、どんなに不幸でも辛くても憎くても復讐はいけないと個人的に思いますので、この結末はとても良かったなと思います。こういうことがあったからこそ完成した劇ですね。着想、構想が素晴らしいと思いました。
森川葵の怪演が成立させたプロット
タイミングを逸して見逃した本作を配信で補完。ミステリとしては肩透かしだが、三重構造はメタ構造にも凝るミステリっぽさを感じる。殺人が芝居というオチ自体は既視感があるが、監視している麻倉雅美(森川葵)には真の犯行と思わせたいという縛りが、共犯者(共演者)どうししか居ない場面でも、芝居を続けた説明になってたりもする。3人居なくなるか、誰も居なくなっていないと分かる終盤では、序盤での「そして誰もいなくなった」の提示がお洒落なフリにも感じられた。
キャストの要は間違いなく森川葵。圧倒的なパフォーマンスにも関わらず、オーディションに落ちた麻倉雅美が全ての発端。「圧倒的な演技」とト書きに記すのは容易いが、実際に演じる役者のハードルは高い。だが、森川葵は見事にそのハードルをクリア。あのパフォーマンスなら、落選に絶望するし、役者仲間は嫉妬するし、下半身不随になっても舞台への復帰を仲間に望まれる事に違和感がない。最終盤、場面が突然舞台に移る演出は好みが分かれそうだが、麻倉雅美が生きる望みを取り戻した大団円が嬉しく安堵した。
ツッコミ出すとキリがないので控えるが、1点だけガス抜きしたい。本多雄一(間宮祥太朗)は雅美の為に殺人を擬装するが、全て思惑通りにいって何が成し遂げられたのだろう。3人が地方や海外に逃亡せず、雅美の生活圏で活動すれば、雅美に嘘は程なくバレただろう。3人は殺される芝居に付き合ったとしても、生涯雅美の目を避ける逃亡生活をする覚悟があったとは思えない。3人が謝って丸く収まるなら、今回のような騒動を起こす必要はなかった。
東野圭吾原作の密室ミステリー
海沿いの一本道を走るバス。
アイマスクをした出演者たちが降りる姿、
武家屋敷のような貸別荘・・・と、導入がカッコよくて、
期待値MAXでした。
劇団「水滸」の新しい演目『ある閉ざされた雪の山荘で』の、
最終選考に残った7人が、演目のシチュエーションとまったく同じ
人里離れた山荘に4日間閉じこもって、
「事件を解決した人物が主役を勝ち取る」
それが「水滸」の主催者・東郷陣兵の思惑で、
7人は集められたのです。
劇団員6人と外部の1人の7人が競い合う青春群像劇的ミステリー。
正直言って驚くほどの新鮮さや、面白さ、興奮は、ありませんでした。
でも出演者の顔ぶれが良くて、
間宮祥太朗、西野七瀬、重岡大毅、中条あやみ、堀田真由、森川葵、
岡山天音、戸塚純喜と皆さん実力派で魅力的です。
主催者・東郷陣兵は一度も現れず、《声での指示》が流れます。
まるで合宿気分で、豊富な食材や飲み物を楽しむ7人ですが、
タカコ(中条あやみ)とアツコ(堀田真由)はライバル心剥き出しで、
敵意が早々と顕になります。
夕食後ヘッドフォンをして電子ピアノで「月の光」を弾く
アツコ(堀田真由)の背後から襲う人影・・・。
アツコが消えてしまいます。
2番目は社長令嬢で劇団に親が出資しているユリエ(西野七瀬)が
消えてしまいます。
そして第三の失踪者はリーダー雨宮(戸塚純喜)でした。
《この映画の決定的に弱い所》
殺人事件・・・と言うけれど、
悲鳴もない、死体もない、格闘もしない、争う声もない、
こんな、無い無い尽くしで、しかも死体がない。
殺人を信じろと言う方が無理です。
この合宿オーディションの真の目的は、少し過去の事件に遡ります。
「水滸」劇団員のマサミ(森川葵)が、アツコに主役を奪われた恨みから、
劇団を退団したのです。
(どうもアツコが主催者に身体を提供して役を奪ったとの噂がある)
アツコの退団を心配して、実家を雨宮、アツコとタカコが訪れた日に、
悲劇は起こります。
アツコの嘘の電話に驚いたマサミは驚きのあまり交通事故に遭い、
過半身不随になってしまうのです。
マサミ役の森川葵の本格的演技が素晴らしかったです。
圧倒的な天才・・・との設定も嘘と思えないハマり役で、
演劇の訓練を受けたような、ハリのある声、響き渡るセリフ、、
鬼気迫る熱演・・・見直しちゃいました。
隠しマイクの存在、隠しカメラの再生とか、
6分割画面や間取り図のイラストに動く出演者のマーク。
東野圭吾のこのミステリーが出版されたのは、
なんと32年前の1992年ですから驚きます。
ラストはいかにも演劇的演出で、カーテンコールが盛り上がり
楽しめました。
(間宮祥太朗はイケ面だと改めて実感する映画でもありました)
本当と嘘の試行錯誤
上映時がちょうどWEST.に興味を持ち始めたときだったので、映画館で観たいと思っていたけど、気がつけばタイミングを逃し見れなかった映画。今回プライムビデオに降りたということで、ありがたく鑑賞。
劇団員がオーディション目的に「雪山で閉ざされた山荘」に閉じ込められるという設定の中、殺人事件が起きる。設定が雪山なだけで、逃げようと思えば逃げられる環境だが、あくまでもオーディションの中なので、逃げる人はいない。殺人事件は嘘か誠か?それも含めて考えていくサスペンス映画。何が起こるか分からないので最後の最後まで楽しんで見ることができた。
間宮祥太郎がただただいいやつ。そしてイケメン。久我との夜はオタクサービスなのか?まんまと、ハートに笑ってしまった笑
結局のところ、温子が嫌なやつすぎて、他の2人巻き込まれでは?と思ったのだが、その場にいた全員を恨むまさみの気持ちもわからなくはない。ただ、まさみの演技が好きではなかったので、100%の応援もできず。「劇団員」という設定だと、役者の演技も気になってしまって難しいところ。
何故久我が参加しているのか?それは謎のまま。最後の最後にどんでん返しがあるのかと思ったらなかったので、久我はただの切れ者だった。疑ってごめんよ💦
設定なんだ…
原作は読まずに鑑賞しました!
1日目
劇団水滸の次の作品のオーディションに招かれた7人の役者たち。
集められたのは久我、中西、本多、元村、笠原、雨宮、田所の7人。
久我は水滸の所属ではありません。
ペンションに着くと劇団の東郷からシュチュエーションについてのメッセージが伝えられます。
大雪で閉ざされた山荘という架空の密室が与えられます。
2日目
朝になりリビングに集まると笠原の姿が見えません。
笠原温子が首を絞められて殺されたという設定のメッセージが伝えられます。
ですがそこには死体はありません。
残された6人は実際に起こったわけではなく次の作品の設定であると納得します。
そして部外者という理由で久我が怪しいと田所から疑われます。
久我はアリバイ作りのため本多と紐を手に繋げて同じ部屋で寝ることにします。
3日目
次の被害者は元村が花瓶で殴打され殺されたという設定のメッセージが伝えられます。
そして凶器の花瓶には本物の血が。
次第に本当に事件が起きていると思い怯え始めます。
久我は疑われるも本多はアリバイをことを言わず庇ってくれません。
雨宮は帰ろうとし玄関へ向かいます。
ですが雨宮は説得され残るとことになります。
最終日
雨宮が絞殺されたとメッセージが。
本多は警察に連絡しようとしますが田所がある動画を見せます。
それは本多以外の全員が同じ部屋で過ごしていた動画でした。
そしてある人物の話へ。
麻倉という名女優がいました。
しかし、オーディションに落ちその後、交通事故で下半身付随になってしまったこと聞きます。
そのきっかけを作ったのが笠原、元村、雨宮でした。
そして7人をペンションに呼んだのは麻倉と復讐を手助けした本多でした。
監視カメラと盗聴器で3人が殺されるところを観察していました。
しかし、本多は殺人はしておらず笹原と元村、雨宮にシナリオを渡し演じてもらっていました。
2日目の夜に元村を殺す姿を演じていたのは雨宮でした。
3人が殺されていなかったことを知った麻倉は刃物を突き立て自殺しようとしましたが本多が止めます。
本多は生きて演技を続けてほしいと説得しました。
そして場面は舞台上に…
観客から拍手を受けて終わり。
原作も読んでおらず特に前情報もなしに鑑賞したんですが
1番最初に思ったのがある閉ざされた雪の山荘でっていう設定なんだってことです笑
てっきり設定じゃなくてほんとかと思ってました…笑
観ていくうちに死体がないからもしかしてって思ってたら予想通り!
そして最後はみんなが救われる形で終わりましたね!
でもどこからどこまで演技で舞台だったのか気になりますね🤔
見取り図の上からの場面とかは斬新でよかったです!
あと前髪フランベの場面で思わずあっと思いました笑
面白い映画をありがとうございました😊
そんな感じね…
面白かったと言えば面白かったけど…。
展開的に、次々と人が殺される(いなくなる?)状況で、登場人物達らも裏があると信じていて、観ている方も何か裏があるんだろうと透けて見えてしまって…。
そもそも、ああいう大芝居を打って、どうするつもりだったんだろうか?
いまいち、はまらなかったかなぁ…
原作と比べて
映画を見たあとで原作も読んだので、そこを比較しながら
若干のアレンジはあったものの基本ストーリーは原作と同じです
映画では登場者間の恋愛感情が無かったのと細かい描写が削られたり変わっていたりといったとこかな?
しかしその場面が結構キーポイントになっていて、映画を見たときに感じた違和感が原作を読むとそうなのかと思ったり
この辺りさすが東野圭吾なのかなと思いました
特に動機に結びつく場面は原作の持って行き方の方が納得感有りますね
ラストの演劇のシーンは映画ならではの演出で、ここは良かったです
古い話で恐縮ですが薬師丸ひろ子のWの悲劇を思い出しました
見終わって 場面は山荘のみで参加者もメインキャスト8名と最初少しだけ出てた山荘のオーナー1名なので舞台に出来そうだなと思ったら舞台も上演中なのですね、チケット取れたので行ってみます
全体としては結構面白かったです
怖くないグロくない万人向け
最初から板の上で行われていた芝居だった、という事で良いのかな。
役者の演技力と観客の想像力によって、あの立派な山荘は存在していた。
三重構造どころか四重構造になっているという事か、なかなか壮大。
どこまでがフェイクなのだろうか。
すべてが車椅子の女優を舞台に上げる為に作られたフィクションともとれるけど、もしかしたら舞台の前身となる事件は本当に起きていたのかもしれない。
それを久我が物語として練り直し、事件の関係者達が演じた。
そうだとすると最後に本多が久我に「ありがとな」と言ったのに納得できる気がする。
でもそれにしては脚本家が探偵役とは、なかなか目立ちたがり屋な脚本家だと思ってしまう。
山荘の中でそれぞれが着ていた服がカラフルで好きだったので舞台に戻った時に皆黒くてちょっと残念。
キャスティングも演技も良かったが
犯人までは単体要素だけでわかるが、トリック見破るのは映画館では無理だった。
また、雅美がやぶった紙に久我の名前があったのと、脚本が久我だったのがどういうことなのか理解できず。
大塚明夫がAIだという説明がなければ、そもそもデキレというオチもあるのかとも思ったが、、、
自分の劇団で持ち込みの脚本つかうということがあるの?あるなら見た目通りのスジを受け入れても良いのだが、
原作読んでないけれど、やはりオーディションー謎解きシーン含めて出来レースというのが答えなのかな・・・知らんけど
小説よもう。(2024年1作目)
主演?の子があまり得意ではなくてどうしようかなーと思ってたんだが時間が合ったので鑑賞。
東野作品は結構読んでるけど珍しく未読。
話的にそこまでどんでん返しなどはないんだが、素直に軽いドラマ物サスペンスとして楽しめた。
間宮祥太朗君興味なかったけど素敵な役だった。
ところで、最後全てが脚本でしたエンドなの?
だったら森川葵ちゃんはカーテンコールで立つか?
脚本久我君になってたから、全てフィクションでしたー。なのかな?そうじゃなきゃ脚本は本多くんであるべきよね?
登場人物が少なく、かつ場面もあまり動かない中で楽しく観られました。
小説読んでみよ。
ミステリー....?
東野圭吾さんということでミステリー好きとしては行かねば!!という感じで行ったのですが……
うーん……微妙!!
ストーリー自体が面白くない訳ではないのでこの映画つまんねーとはなりませんでしたが、
引っかかるところが多かったです。
原作がそこそこ長いからかカットされているところが多く、ちゃんと筋が通っていないなーと感じてしまいました。
バスは目隠しをされた状態でどう降りたの?
アナウンスでどこだか分からない?
犯人の人がバスを手配したのならそのお金は、
などとにかく引っかかる点は多かったです。
ミステリーとして観に行く人はつまらないと感じてしまうのかな〜と思います。
謎解き披露シーンも案外サクサク行ってしまったり、最後の犯人探しの時の3人のビデオ(?)みたいなシーンはもうしらみ潰しで探している感じしかしなくてなんか残念でした。
その割にはすごく謎解きを披露するし。
うーん。
伏線などは全く貼られていないのでなんかなー?ミステリー?という感じでした。
完全に好みの問題
この作品はサスペンスミステリーとのことで、主だった軸が「サスペンス」と「ミステリー」で構成されているという認識を持っています。見た感想としては「サスペンス」もあり、「ミステリー」もあり、「人間ドラマ」のような要素もあり、贅沢な内容になっているとは思いました。作品を見ているときは「これからどんな展開になっているんだろう」、「どういう種明かしなんだろう」と期待しながら見ることができました。
しかし、完全に好みの問題だと思いますが、要素が多かったからか「圧倒される何か」を感じることはありませんでした。ミステリー愛好家ではないからかもしれません。
最後まで楽しめた
始まりは何てことないミステリーの映画。7人の演者と貸し別荘という限られた空間で過ごす4日間の中で起こる事件について描かれています。
正直、全ての真相が分かった時に「こんなものか」と思いました。しかし最後にステージ上で輝く8人を見た時にこの物語は最初から最後までが舞台の演目ではないかと思った瞬間とても面白く、今までの演出が全く違ったように見えました。
とても面白かったです。
繊細な心理描写と雑なタネ明かし
原作は未履修です。
冒頭主人公たちがお互いに疑いあったり、思い思いに動き合う部分は、瞳の動きやちょっとした軽口からその背景が垣間見えるように描かれていてとても面白かった。
起きる事件の数々も、不気味なシーンが描かれていて(特に花瓶の血)丁寧に丁寧にミステリーを描いているのが伝わり、没頭することが出来た。この繊細さは最近の邦画には無いものと言えるだろう。
しかし、犯人の独白が始まってから突然背景の説明説明、ある種自分語りタイムに突然入ってしまってそこから拍子抜けしてしまった。
あの繊細さはどこへ…と言った気持ちである。
邦画の稚拙さが無くてとても期待できたのに…惜しかった。
もう少しやり合うのかと
原作未読です。
楽しめたし、面白かったのだけれど。
全体的になんか薄味。
ストーリーは予告はもう少し殺し合うのかと思っていたがそうでもなく、少し物足りない。個人的にはやり合った上で犯人を捕まえるのが好み。
ラストの解釈が2パターンあるのかと思う。
「山荘の話も全て劇だったパターン」か「最後だけ劇のパターン」、普通に考えれば後者なのかなと。
だとすると、山荘内の話がイマイチ過ぎる。
まず動機が弱すぎるで、下半身不随の事故はどう解釈しても全責任が電話だけではないし、あれで殺す殺す殺すとなるか?
山荘で2人目がいなくなったときに、本当の殺人があったかもとなったら死体探すと思うなどいろいろツメが甘い。
キャラクターは一人劇団外から呼ばれた主人公が事件を解決するが、なぜ解けたのか説得力がない。名探偵でもないし、なんだろう。
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター○
没入感◎
個人的好み○
久我和幸
東野圭吾さんの原作を映画に。
次回の劇団水滸の舞台作品の主演を
決める為に水滸劇団員+久我和幸が
閉ざされた山荘で起きる事件を解決していく
密室空間ミステリー。
全員、劇団員だから視聴者側も演技が本当か
嘘か分からなくなる。
演出家、東郷の課題に彼らの中であった過去
の内紛を紛れさせ揺さぶりをかけていく。
どんでん返しに次ぐ、どんでん返しの展開。
突っ込み処が多々あるが、森川葵さんの演技が
良かった。ブチキレる姿が。そこから一気に
加速した。
あとは、戸塚純貴さんが二人の争いに
巻き込まれるシーンも。
何故か笑ってしまうのは、あのベッドでの
ロープのハートマーク。
衝撃のラストでしたが、まさかこのように
纏めてくるとは思ってなかった。
この映画を観たくなる個性派8人の俳優さんの方々を鑑賞するのも、面白いと思います。
終わりに近づく程、面白くなっていく作品。
原作も読んでみたくなりました。
間延び感があります。演出上の課題かな?
原作は読んでいません。その上での視聴です。
それなりにストーリーは面白いです。狙ったようなどんでん返しあります。けど、ちょっと狙いすぎかな? 3重構造を解読・解説する第3者が現れなかったら、麻倉雅美(森川葵)さん と 本多雄一(間宮祥太朗)さんが、まったく救われませんね。そう考えると、ちょっと違和感がありました。
展開が間延びしている感が大です。緊張と緊張の間の時間が長すぎのような気がしました。90分ぐらいまで短縮させたら、もう少し展開にスピード感があって良かったかも。あと、シャウトな台詞が嘘くさいです。演出上に課題有りの気がしました。
余談
久我和幸(重岡大毅)さんが、どうしても、イノッチにしかみえなかったのですが、実はこの方は「ジャニーズWEST」のメンバーだったのですね。ちょっと寄せているのかな?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
雰囲気はいいけど…
各所のレビューが低くて期待値低めに行ったからむしろ楽しめた
雰囲気はとてもよいが雰囲気だけだった()
そもそもなぜ久我が呼ばれたのか。これ重視しない人もいるのかもしれないけどただ脚本を進めるためだけの便利キャラになってしまってる感が否めない。
森川葵が恨むに至る経緯があまりにマヌケすぎるのもハマらなかった。(立ち止まったところに車ドーンって…)
あと、前半間宮祥太朗と戸塚純貴以外の演技が酷かった…
FICTION
初日から3日間、異常なまでに混んでたので週末明けに鑑賞。それでも結構入っていました。原作は未読です。
設定的なものは「かまいたちの夜」みたいな作品なのかなと思っていましたが、ちょっと薄っぺらいミステリーだったなぁという感じの作品でした。
オーディションという名目で集められた役者7人が、雪の中の山荘で起こる事件に巻き込まれていくという設定をもとに演技をしていく中、徐々にフィクションがノンフィクションになっていき…みたいな感じの作品です。
全体的に殺人が起きるまでの過程がダラダラ進んでいくので、緊張感が感じられず、きっとどこかで生きてるんだろうなーというのがどこか漂っていて、その面でもあまりのめり込む事ができませんでした。
全体的に謎解き要素が多くないので、その辺も期待していたところから逸れていたなぁと思いました。
雅美が交通事故に遭ったというのも、温子が完璧に悪い(というかなぜあんな電話をしたのか)のに、また演技しようはちょっと綺麗事すぎないか?とモヤモヤしてしまいました。場合が場合ならナイフでブスっとは免れないのになぁと思いました。
オチでタイトル回収と共に、それに伴った舞台を7人と雅美とで完成させるというのもなんだか腑に落ちなくて、あれだけ憎悪撒き散らしてた雅美がそんなすんなり舞台出演を引き受けるのか?と思いましたし、ここまでの物語自体そこまで面白みを感じられなかったのに、あんな拍手喝采になるもんかね?と最後まで疑問符が付き纏っていました。
絶対殺してやるノートなんて漫画以外で見る機会が無いので、不謹慎ですが笑ってしまいました。
久我のキャラ自体は結構良くて、探偵ポジションでしっかり機能していて良かったと思います。なぜ合流できたのかとか、最後の舞台になぜ出れたのかとか、細かいことを気にし出したらあかんなと思って思い切って無視したらなんかスッキリしました笑
役者陣は全体的に良かったと思います。場数を踏んでるメンバーが多いので、その面でも基盤はしっかりしていたので、飽きることなく映画自体は完走できました。
個人的な問題なんですが、岡山天音さんの演技がどうしても苦手で…。こればっかりは好き嫌いの問題なのでらどうしようも無いんですが…。やはりどこか引っかかってしまいます。
大塚明夫さんの渋いナレーションは最高でした。
全体的に軽めの作風なので、サクッと観れるところは良かったです。ミステリーとしてはかなりパンチの弱い作品でした。
キャストのパワーでヒットしてるなーというのがひしひしと感じられました。
鑑賞日 1/15
鑑賞時間 18:20〜20:20
座席 H-27
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