ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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ここでシェークスピアかよ
ミステリーでもサスペンスでもない…伏線も見当たらないし、謎解きもない…ハラハラもドキドキもない…わぁーこらー閉ざされてわ。そっか板の上なんやね。ならまだ…イヤイヤかなりの無駄遣いやー
④F-8
しっかりサスペンスストーリーに。
予告編を観る限りあまり期待していなかったが、しっかりとサスペンスストーリーになっていた。
さすが原作者東野圭吾。舞台論と演技論も考えさせてくれる話になっている。
出演俳優では岡山天音の存在感が際立つ。彼の助演は文句なし上手い。彼がいてこそ作品が
しっかり成立していた。
重岡大毅が演じた久我の役割が分かりづらかったのは物足りない。
これは?あれは?の多層思考に閉ざされることの面白さ
評価が真っ二つに分かれている
これこそ鑑賞者に解釈を委ねられた作品の醍醐味!
もうそれだけでゾクゾクする。
"さあ、お前はどっちだ?"と試されているよう。
原作読了後、3回鑑賞
観れば観るほど深みがでてくる本作
『サスペンスエンターテインメント』と銘打つ通り、原作へのリスペクトは忘れず、時代を合わせ映画というエンタメに手入れされている。
噛んで噛んで自分で思考することに面白さがある。噛むほど甘くなるお米のよう。
これって?あれって?自分の脳内で組み立てて、意味が生まれた瞬間の爽快感を味わう作品、かな。
事件が実際に起きたのか、すべてがフィクションで劇団水滸の舞台を観劇していたのか。
このわかりやすい結末を差し出さないところ、私はかなり好き。
絶望も希望も100/0なんてことないし。人間って人生って、そうじゃん?
そうすると人間劇としても面白い。
疑う余地、を残していること。受け取り方が自由だからこそ、賛否両論、もう一回観て確かめてみるかと思える。それが意図な気すらしてくる。
「アイマスクしたままバス降りれんのか?」「なんか臭い言い回しだな?」
これらの違和感もすべて、こんなの現実じゃありえん→わざとらしく浮きだたせている→やはりすべてフィクション?舞台演出?と解釈の余白を生んでいる。自然になじませず変なのと思わせることで層として浮き上がる。
二回観てほしい、という意味が分かる。
上澄みだけ掬って一回で面白くないと思うのは相当勿体ない。
観るたび、考えるたびに正解のない多層構造に迷い込み、
自分がどの階層に閉じ込められるか、が楽しい。
あと個人的には、今をときめく主役級俳優陣がこんなに揃って、サブキャストもなし、シンプルに演技合戦してるってだけで単純にワクワクした。拮抗してないと、この並列感は出ない。これだけ華のあるメンバーが質実剛健な作品作りしてるの、なんか、いいよね。このなんかいいよね、ってなんだかんだ一番強い気がする。みんな好きになったな。今後の活躍気にかけると思う。
原作からずっと引っかかっていた久我については、今回映画で重岡さんの演技を観て、この作品のピュアの部分を担っているんだな、と私の中では腹落ちした。彼が放っている言葉にできない空気、瑞々しさ、が、捨てきれない希望、人間の愚かさの底に消えない純真、みたいな説明できない部分。筋とかなんだとか思考パートでなく、感覚で腑に落ちた。彼の存在が作品自体の救いの光の一筋を担っているのかなと。これは感覚なので言語化がうまくできない。感じろ、のやつ。
映画を観終えた後も考える楽しみ、原作と反復する楽しみ、あれこれ言う楽しみがある。楽しいの持続性&キャストを好きになった→これらも加点して総合エンタメ評価として5☆
未読視聴→原作読む→再視聴が100倍面白い!
友達に誘われたので、原作読んでから見に行った方がいいのか迷ってレビューを確認したら高評価と微妙な人の温度差がすごい。
原作読まずに行った方がいいという意見多数なので未読で見に行った所まぁそこそこ面白いんだけどそこまで高評価か?と思う程で辛口東野氏が褒めてたという記事を思い出し、ちょっと本読んでみようと思った。
映画見たばっかりなので、まぁ本がスルスル頭に入ってくる。原作と多少の設定の変化はあるものの大筋は変わらないので映画で端折られた心理描写を知るとストンと腹に落ちて2度目見に行こうか迷った。今まで映画館で同じ映画を2度見たいって思った事なんてない深堀りしない人生を歩んで来たので、チケット代の高くなったこの時代に結末の解ったミステリー映画を二度も見るなんて…と葛藤のあげく欲望に負けて一人で二度目の視聴。
そうすると、ゾクゾクする程面白い。元々演技を深く見るタイプではないのだが、それぞれの役者さんの表情、セリフ、行動全てに目を光らせて見ていたら30秒巻き戻させてくれと思う事度々。一度目視聴の時の結末もそれなりに「あぁ、そういうことね」と思ったが、二度目の時は5分に一回は「あああああぁぁぁ…そういうことかぁ…そういうことだったのねぇ…」と微妙に感じた事が役者さんの演技だと知る。例えるなら、数学のテストの大問で(1)(2)は解けたのに(3)はなんとか解けたつもりが違ってて、テスト返って来たときに先生の説明聞いて「あぁ…そういうことかぁ…」のやられた感と納得感。行く前に見たレビューのイマイチ的な感想も凄く理解出来たし、ベタ褒めのレビューも凄く理解出来た。最初に原作読んでたら一度目と二度目の感想の落差に出会う事はないので、未読で視聴→原作→再視聴が本当におすすめ。こんなに映画見て誰かに感想伝えたい事ってなかったので初めてレビューを投稿してしまうくらい面白い映画でした。
主演の重岡さんについて。これは経費で落ちませんってドラマが大好きだったんだけど、初め重岡さんだけはキャスティングミスかなと思ってたのに、終わってみたら最初はミスキャストって思ってごめんねって思うくらい彼で良かったのを思い出した。たまに出会う私の大好きな作品に出演してるのに今回気づいたので過去作品追ってみようと思います。
監督さん、俳優の皆様、伏線探しの楽しさを教えてくれてありがとう。
面白い!先が読めないだけでなく、見る人に判断を委ねる部分も。
まず、原作を読む前に見てよかった。
初見では先の展開が読めず、「どういうこと?」「誰?」「果たして殺人は起きてる?」とと考えているうちにストーリーが進み、最後にどんでん返し。
まずお話が面白い。推理小説の映画の大正解。
そんなわけないだろ、という部分すら緻密ない計算や伏線にも思える仕組みや演出に見えるのもすごい。
登場する全てに意味があるのだと思う、きっと何回見返しても楽しめる映画だ。
見る側に判断を委ねる部分もあって、それを楽しいギミックと思えるか、興醒めするかは見る人次第だと思う。
私は、すべてを楽しめたし、またもう一度見返したいし、原作を読んでまた見たい。
個人的には、今年初めて見た映画だけど今年イチの映画をもう見てしまったとすら思えた。
「わからない」≠「おもしろくない」
あー、二回泣いた。
サスペンスを期待して見るのなら違うかもしれませんが、「サスペンスエンターテイメント」としてなら文句なしの傑作です。
解釈を受け手に投げかけてくる映画なので、その手のものが嫌いな方は苦手かもしれません。
が、舞台演劇好きで『半沢直樹』や『鎌倉殿の13人』みたく、主役がひたすら受けの演技に徹するドラマの好きな私には大好物でした。
原作を読んでから、もう一度見に行こうと思います。
び、微妙…
東野圭吾さんの小説は昔に何冊か読んだことがあり、面白かった記憶があります。
なので本作は未読ですが、期待して見に行きました
結果、かなり微妙…
まず、閉ざされた山荘といういかにもな舞台が用意されているので、てっきり人の死にパニックになったり、緊張感のある疑心暗鬼の謎解き合戦でもあるのかと思っていましたが、全然そんなことはなく…
全くと言っていいほど謎解きしません!
なんで…
種明かしのシーンも、まぁこの人犯人だよね!って感じだし…
自分を半身不随にした相手を殺そうとしてたのに、ごめんなさい(泣)で許すってどんだけしょぼい殺意なんだよ…
(そもそも、ながらスマホしてるんだから自業自得感ある)
あと、2人にネタばらししなかった理由何?
蚊帳の外感凄い
これなら、全員知ってて全員演技でした!か、2人のキャラ削除でよくない?と思った
あとあと、時折出てきた見取り図のカットは何?
わざわざ何度も入れてきたんだから、部屋の構造や誰がどの部屋にいるとかがキーになるのかと思ってたんだけど、何も無い…
ただの尺稼ぎだったのかな?
それとも、舞台劇って伏線?
舞台劇見ないからピンと来ないんだよね〜
最後のシーンは、これはどこからどこまでがフィクションか曖昧にしてどう考えるかはあなた次第です!笑って感じ?
仲直りエンドはしょうもな過ぎだと思うから、全てフィクション説押すけど…
でもそれなら、カーテンコールの後、車椅子から立ち上がって出ていく方が綺麗なんだよな〜
私自身、最初から最後までが舞台の演劇だったというオチで観たので、そ...
私自身、最初から最後までが舞台の演劇だったというオチで観たので、その構造は好きだなと思った。普通にサスペンスで観ると全然面白くないとは思う。
細かいところにひっかかる点はあるが
まぁ流石にこれをネタバレとは言うまいから言ってしまうが、当然起こる(?)殺人の手法が『いや、そうはならんやろ』と思う所が多々ある。まぁある意味それも伏線なのかもしれないが。そして、結果起こったことに関して、当然あるべきものを最後までどうやって目に触れないようにしていたのかという点も気になる。原作ではそういう細かい点に言及があるのかもしれないけれど、ここにおいてはちょっと見当たらなかったかもしれない。
とはいえ、個人的に単純にこの手のジャンルの作品が好きで、ああでもないこうでもない考えながら楽しんで見られたので★は4で。
違和感だらけの設定
タイトルと原作東野圭吾に釣られて観賞してみました。
そんなオーディションなんてある?
違和感だらけの設定でずっとつまらなかったので☆1個にしようかと思ったくらいですが、最後の最後での四重構造目でなんとか☆2個になりました。
原作未読ですがこれは映像化は難しくて、小説で読んだらもう少し面白かったんじゃないかなと予想します。
山荘のほぼワンシチュエーションですから、映像的にも面白味がないです。
青春
原作が東野圭吾さん、そして豪華なキャストに惹かれて観ました。
主演の重岡さん含め8人の演技力が凄かった。
ラストの展開にも心を奪われました。
サスペンス・ミステリー要素もありますがどちらかと言えば青春映画なのかなと思いました。
3回鑑賞しましたが、観るたびに面白さが増します。
一度観てあれ?どういう事?と思う方は是非2回は観てほしい。絶対後悔させません。
主題歌のFICTIONも考察するのがとても楽しかったです。
素晴らしい作品に出会えました!
ラストに大どんでん返しですごく面白かったし感動した。さすが東野圭吾...
ラストに大どんでん返しですごく面白かったし感動した。さすが東野圭吾だった。
なにより出演者7人全員の演技が上手すぎて見応えありまくりだし、迫力すごくて終始鳥肌たった。実力派俳優さん達流石だったし主演の重岡さんの目線の動かし方とかが繊細ですごく引き込まれた。
「2か月前から行きたかったです」
今年7本目。
コンビニなどにあるホットペッパーが昨年12月に終わって11月発行号が中条あやみさんのインタビュー。前から今作の事は知っていましたが、その号で彼女と堀田真由さん、西野七瀬さんが出演される事が分かって絶対行きたいと2か月待っていました。
中盤の中条あやみさんのセリフ、そして森川葵さんのセリフ響きました。ミステリーで感動作でした。
舞台劇なら評価できたかも
劇団の最終オーディションという舞台設定で繰り広げられるミステリーですが、あまり映画向けではなかったかもですね。
劇中の様々なカラクリよりも、久我がなぜあの場にいたのか? 久我が感動したはずの雅美がなぜ三次オーディションで落ちたのか? と言った根本的な疑問が何も解決しておらず、ラストシーンを見ると四重構造と解釈するのが自然なのでしょうが、そうすると雅美が事故で下半身付随となったこともウソ? となると、盛り上がりにかけた2時間がなんだったの? ということになります。
まあ、大仰な演技も四重構造と解釈すれば、舞台的になるので理解できなくもないです。
冒頭のアイマスクの存在意義や海を見て驚くセリフなど、初っ端からダメな演出の芝居を見せられたのも、大きいかもしれません。
舞台劇なら気にならないディティールを作り込みすぎたが故に不自然な映画になったのかもしれません。
とりあえず怪しいところ探したけど全然違った
最初に言います。怪しいと思った箇所は整理整頓されて玄関の靴でした。まったく関係なかったです。
とほほ…
全く原作読まずに観ましたが、映画でみると壮大な感じに思えませんでした。凝縮するとそうなっちゃうんでしょうな。話の展開はすごく面白かった。
次、図書館で借りてきたいと思います
とりあえず、観る前に原作を読んでいる方の期待度を見ようとXで検索かけたら、あのトリックをどう再現するのか気になるとか実現できるのか?!みたいな事があってすこし期待しすぎてしまいました。
X見なければもっと楽しめた可能性大です
話のなかであまり良くないなぁって思ったのがわざわざ地元に帰った子に会いに行った3人が嫌すぎる…
あれはいけないわ。
最後もあれはとうごう先生の本当のオーディションだったのか、とうごう先生でないから謎のまま。
最後が丸く収まったように見えてとうごう先生問題が出てきます。
あと、よくある入場特典。ネタバレあり視聴後にめくってとありましたが、私たちも騙されたってことですよね…めくれなかった…これはこれで面白い
ある閉ざされた雪の山荘で
演者は嘘がうますぎる
演技か、事件か。現実か、舞台か。
原作を読まずに映画を観ました。細かい部分に違和感を感じていたので、結末を知って納得しました。
確かに映画っぽい壮大なストーリーではないのかもしれないけど個人的には面白かったです。
優しい嘘だったなかな。
そして、映画の結末が分かった上で、原作を読みました。原作を読んでから改めて映画を振り返ると映画の本編は果たして現実で起きたことだったのか、舞台の上のお話しを見せられていただけなのか、1番原作と映画とキャラクターが異なる久我和幸はただの実直な青年だったのか。。。色んなことを疑いたくなりました。
行間を読まなければならない部分が多いからこそ、人によって様々な感想が出てくる映画かなと思います。でも、先生の声が明らかに声優さんの声?なのが先生が実際に登場したりしないのが明白でネタバレ感あったのはちょっと残念だった。
原作読もうかな
原作から端折られてる部分が多いのかな?と感じる。必要な描写が削られてる雰囲気といらない設定が目立つ感じ。推理小説原作の映画にありがちな違和感があるけど、後味は悪くない。
ストーリーの大筋は楽しめたので、小説はもっと面白いんだろうなと思う。
流石東野圭吾さんの作品!!
30年以上前の東野圭吾さん原作の作品
良いミステリー作品やったと思う。
最後までだれることなく観れたし
観ていて騙された!とも思えた。
あと映画観た後知ったんやけど原作が
30年以上前の作品と知ってびっくりした。
映画は2024年設定やったしそれが全然違和感
なかったしね。監督が凄いのかな?
エンディングが原作と違う映画オリジナルの
エンディングらしいけど僕はこのオチ
好きやわ。というかこのオチが一番
奇麗だと思う。
全体的な感想として良い意味で予想外れた。
裏切られたと思えたしこの作品を観れて
良かったと思えた。
ただ、洋画みたいにど派手なアクションとか
ものすごい爆発とかはないんで
別に映画館で観なくてもよくね?とは
ちょっと思った。面白い作品なんだけどねー
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