ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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この映画で私的感じた3つの問題
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
東野圭吾さん原作でこの力ある俳優陣の座組で面白くならない訳はないと思って見に行ったのですが、残念ながらそこまでの内容ではありませんでした。
そう感じられたのは大きくは3つの問題があると私には思われました。
1番目の問題は以下です。
探偵役の久我和幸(重岡大毅さん)は、オーディション最終日に、犯人と目されていた本多雄一(間宮祥太朗さん)が雨宮京介(戸塚純貴さん)を殺さない、との確信を持つ必要があったと思われます。
なぜなら1%でも雨宮京介が殺される可能性があるのであれば、このオーディションを最終日前に止める必要があったからです。
しかし映画の中で、オーディション最終日を迎える前に本多雄一が殺人を犯さないとの説得力ある根拠を示されているとは思えませんでした。
2番目の問題は以下です。
2日目の夜に本多雄一と久我和幸は2人をひもで結び付けて、元村由梨江(西野七瀬さん)失踪(殺害?)に関してアリバイを成立させたとの説明があります。
作品的にはこのことによって本多雄一以外の協力者がいることが判明します。
しかし、あのような簡単にほどけそうな簡易なひもの結びつけだけでは、本多雄一のアリバイが確実だとは観客の私からは思えませんでした。
そして特に作品の根幹に関わると思われる、3番目の問題は以下です。
この映画は、前の公演で役を奪われ事故で半身不随になった麻倉雅美( 森川葵さん)が主犯となり、本多雄一が協力して、笠原温子(堀田真由さん)と元村由梨江と雨宮京介を殺害して復讐しようとする物語です。
すると、麻倉雅美の犯行動機の説得力として、麻倉雅美のオーディションでの演技が、映画の観客にも説得力ある他とは違って図抜けた演技だったことを示す必要があったと思われます。
しかし残念ながら、映画の中で示された麻倉雅美の演技は、他を圧倒する優れた演技だと、観客の私には説得力を持って思うことは出来ませんでした。
なぜなら麻倉雅美のオーディションでの演技は、直線的で含みに乏しく、人間の矛盾に満ちた複雑な背景を感じることが出来なかったからです。
ただこのことは、麻倉雅美を演じた、他作品で優れた演技を度々見せている俳優の一人である森川葵さんの問題とは思えませんでした。
複雑な深さある人間の含みある演技を、この映画の飯塚健監督が考え尽くして要求しきれてなかったのが要因だと思われました。
なぜならこの映画全体を通してそれぞれの人物の描写は、含みが乏しく、多くが直線的だと思われたからです。
麻倉雅美のオーディションでの演技に説得力がなければ、この映画での麻倉雅美の犯行動機の説得力も揺らいでしまいます。
以上の大きく3つの問題が、この映画を説得力ある面白い映画にし損ねていた要因だと映画鑑賞後に思われました。
本来は魅力ある俳優陣の皆さんと、東野圭吾さん原作での座組で、この映画はもっと面白くなった可能性があっただけに、残念な内容になってしまったと、個人的には僭越思われました。
色々と中途半端で
原作未読。
映像化不可の宣伝文句で、凄いトリックなのか、エグい内容なのかと思ったら、「はぁ?」。でっ、見終わった後にググったら原作が叙述トリックで進行しているからなのね・・・でも、叙述トリックの代名詞でもある「アクロイド殺し」やそれ以降の叙述トリック作品も幾つも映像化してるしなぁ・・・。まぁ、原作はもっと複雑な作りなのかもしれない。
でっ、映画はいきなりバスの中で目隠しされている登場人物たち。行き先不明なんだと思ったけど、どう見ても路線バス・・・他の乗客がいないから良いけど、居たら「止めてください」って運転手に言われてるよなぁ。それに下車したら途端に目隠しして歩いて山荘まで。目隠しは何のため?
劇団の次作の出演者選考の為と言う名目で劇団員から6名、そして外部から1名が参加。
が、山荘で過ごす、まして初日の夜、つまり翌朝に参加者一名が殺されたと劇団主幹からのアナウンス。が、死体は無い。そして、そのまま選考は続く。
これって、ミステリー作家育成教室じゃなく、芝居の役者選考なのに、なんの意味が?
一人だけ劇団員以外が選考に参加して、彼が探偵として解決するんだけど、彼が解決出来なかったらどうしてたんだろう?他のレビューでも有るけど、そもそもの動機が逆恨みと言うか八つ当たり。
山荘で言い合っていた、女優が枕で役と取ったとか、親が劇団のパトロンだから役を取ったとかの真実は?
犯人が隠れていた場所も、レッスン室の様な場所の壁一面の鏡の中の収納。誰も探さない?トイレとかどうしてた?足悪いんだから、他のメンバーの隙を見てとかも無理だし・・・。
原作では上手く処理してたんだろう・・・多分。
でっ、見終わった後に内容に合わない歌がエンドロールの中で流れる・・・あぁ、主役があの事務所だからね・・・・まだ、そういうゴリ押しするんだ。せめて、内容に合った曲にしようよ。
実写化自体にそもそも無理が…
原作では「地の文が実は登場人物の視点だった」という叙述トリックがキモなわけで、それを実写化するとまあ必然的にそうなるわな、という。
好きなお話だけど、なんでもかんでも実写化しちゃうのは良くないよなぁと感じる。
演劇の人って苦手かもしれない
原作だとどうだか分からないけど、
映画だと殺人が起こってないように見えるので、
あまりドキドキしなかった。
この劇団の人たちの会話が、
演劇の役者さんのよくある会話の雰囲気だとしたら
僕は演劇の人たちって苦手かもしれない。
全員我が我がで自己顕示欲が強くて
誰も好きになれなかった。
東野圭吾原作と言う事で謎解きをワクワクして待つと
拍子抜けな物語だったように思う。
役者さんの演技力の差がある映画だったなと
思いました。
ストーリーは良かった
映画館に観に行きたかったのですが叶わず、配信されたので早速鑑賞しました。
ストーリーも面白くて、最後までどうなるのか予測がつきませんでしたが中盤から盛り上がりに欠けるというか、ラストに向けて気持ちが乗らずに淡々と観てしまいました。
個性的で良い役者さんが揃っていて期待し過ぎたのか少々物足りなかったです。
スペシャルドラマの方が良かった
原作は未読です(笑)
東野圭吾の作品は面白いのだけど、演出により当たり外れがあるので、まぁー期待半分という感じで観ました。
中盤までは、淡々と進むでいく感じで、面白みに欠けるように思いました。
お芝居なのか?本当に殺人事件が起きているのか?どっちなんだろと考えながら、ヒントが映像に隠れているのでは?と、目を凝らして観てたけど、謎解きのヒントはヘッドフォンのコードと、重岡くん演じる久我が鏡の前で立ち止まったことくらいで、トリックもなにもなくてサスペンス的には残念でした。
ひとつの部屋の中で、登場人物もほぼ7人という
映像的にはつまらなかったですね。
映画にするのはスクリーンが勿体無いです💦
このお話は、小説で読む方がいいのかもしれないですね。
テレビのスペシャルでも良かったような気がしました。
それでも良かったのは、ただの犯人探しではなくて、二重三重にもカラクリがあったことでしょうか。
そう言うことだったのね😊
あと主題歌は「WEST.」じゃなくて、他のアーティストの方が良かったですね。
アイドルの曲を使うと一気に冷めてしまうような気がします(私だけかなー)
内容には関係ないことですが、こんなに早く配信であると、映画館にいかなくて良いのかも、と思ってしまいますね。
最近諸事情で、映画館に通えないのでありがたいです。
設定に無理がありすぎる
東野圭吾さんの同名小説の映画化らしいですが、作品が30年前に書かれたこともあり、色々と「現実的に無理があるかな」というストーリーだったように思いました。
また、設定そのものが難しいのかなというのもあります。
演技を演じている演技みたいな状況なので、終始全体的になんか嘘くさいというか。
まず、
外は雪で通信手段もなく出られないという環境という設定で演じろ
と、言いつつ、殺人事件が起きた疑いがあってスマホがあるのに、みんな誰にも言わないってあるか?
とか
なんで温子はこの言われ方だけでそこまでキレる?たとえ演技だったとしても
とか
誰かがいなくいなくなったという状況証拠だけで本当にみんな「死んだ」と思う?
とか…
このオチか…という残念感があるストーリーでした。
物足りない
オーディションという名目で、舞台役者が揃って
同じ屋根の下で数日間生活ていくと、何人かが消えていくというストーリー。
予告でみてとても面白そうだと思ったがちょっとイマイチかな
本筋のストーリーは、ツッコミどころもあるけど、
まぁこんなもんだろうなという感じ
では何が不満かというと、演出がおかしい
一応サスペンスミステリーと謳っている割に、そんな要素など全く皆無
もう少し不気味さがあれば、まだましのような気もする
あんなに上面図マップで各キャラの位置を示す意図は?
そこを他の演出にしてほしかった
久々に原作を読みたくなった映画。
雪の山荘?
原作未読なので設定はよく分からないが思ってたのと違う。何をどう見ても雪の山荘じゃないし、全然!まったく閉ざされてないし…庭?出れるし…殺された役の人達は何処に隠れていたんだろう?食事とかどうしてたんだろう?そんな人達が3人もいたら別荘程度の広さならバレるんじゃ?半身不随になって殺そうとまで思ったのに「ごめんなさい」だの「また一緒にお芝居しよう」で気持ち変えれるの?と、いろいろ疑問はあるが注目している戸塚純貴さんと岡山天音さんを観たかったので、まぁ良しとしよう(^_^;)女性陣では森川葵さんと堀田真由さんが良かった。
ん~~~
東野圭吾ファンで、ほとんどすべての作品を読みました。
この作品は随分昔に読んだので、どんなストーリーだったのか完全に忘れてて、鑑賞しているうちに少しずつ思い出してきました。
そもそも、メインキャラクターになってると思われる重岡大毅の演技が、、個人的に好きでないのでそう感じてるのかもしれませんが、そこだけで評価がグンと下がってしまいました。
しかもエンディングがWESTの歌?ちょっと勘弁してくださいという思いです。
その他の俳優さんはとても良かったので、私的にはキャスティングミスだと思いました。
東野圭吾シリーズでは前回観た「沈黙のパレード」の中の北村一輝や飯尾和樹の鬼気迫る演技に感動していたので、重岡大毅の演技が余りに軽く感じてしまいました。(WESTファンの皆さん、申し訳ありません)
おそらく
東野圭吾の小説のなかには映像化に不向きな物もあると思う。本作はまさにそれ。活字で見たら、想像力を目一杯膨らませられる極上のミステリーになるであろう。だけど、映像化すると、想像力に加えて、実像を見せる必要がでてくる。そうなると、やっぱ死体が見えないと、正直退屈なのだ。ミステリー映像化に死体と謎ときは欠かせない。本作は後者しか画けない作品だから、企画段階から破綻していたような気がします。
ついでに森川葵の芝居だけ強烈過ぎて浮いてる。
あと岡山天音の髪型がへん
これは学芸会ミステリー?
大雪で山荘に閉じ込められた劇団員が、そこで起きる事件の謎解きをするという設定でオーディションが進む。しかし、オーディションの緊張感や必死さはまるでなく、庭で朝の体操をしたりタバコを吸ったり。「バカヤローお前たち真剣にやれよ」と、蜷川幸雄だったら灰皿が飛んでいたはず。開始から30分たたずに眠気に襲われる。ミステリーの要素は薄く、ゆるゆると話は進む。本多と雅美の関係は?3人も殺したいほど憎むこと?雅美は本多にも騙されたのに、謝っただけで殺したいほど憎んでた相手を許すとは感情の振り幅が大き過ぎ。芝居とは生かし合いのセリフが安っぽい。最後の舞台のシーンで学芸会と思ったのは私だけではないはず。BGMも合ってない。
東野作品はいくつもドラマや映画にされているけど、本作ほど中身が薄いものはない。雅美じゃなく、東野圭吾先生に謝ってほしい。
うーん・・・。
このタイミングで書くの迷ったんですが一応。
原作東野圭吾という事で面白いに違いないと思って見に行った。
でも見終わった後、なんか頭に「?」がたくさんついてしまった。
なんというか、「東野圭吾原作」だったらもう少しなんか小気味のいいネタばらしだったり結末があるんじゃないかと思った。
・なんで最初、バスに乗るのにアイマスクしていたのか
・なんで主人公の子だけ別便だったのか
・部屋割りもなんで1部屋だけ2人なのか
・意味もないBL的構図
などなど。
自分の見方が下手だったのかと思って、帰りに原作本を買った。
まだ途中までしか読んでいないけれど、入りから全然違くて驚いた。
逆に言えば、私が映画で「?」と思ったところが原作には全く無かった。
そうだよね、と思った。
最後の最後になんで泣いたかも結局よくわかんなかったw
まあそんな感じで、ちょっとあんまり好きじゃなかったです。
原作も読み進めると粗探しばっかりしちゃいそうで、途中で止まってます。
全部読んだから感想変わるかもですが、どうかな。読み終えるのいつになるかな…
キャストは豪華
キャストは今をときめく若手俳優が勢揃いで
豪華です。
それぞれに沢山のファンを抱えているので
それなりの興行収入は得られるでしょう。
ただ俳優によって演技力の差がでてましたね。
間宮祥太朗、森川葵、岡山天音は安定の演技力でしたが・・・
正直主役の重岡大毅の演技力が少し単調すぎて
厳しいかな。
彼の演じる役って全部一緒に見えてしまうのが
残念です。
小説で読んだ方が面白いと思える映画だった。 不可解な点が何個か気に...
小説で読んだ方が面白いと思える映画だった。
不可解な点が何個か気になる。
堀田真由、西野七瀬、戸塚純貴の死体の隠し場所、どう生活したのか
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