劇場公開日 2024年1月12日

「そうだった東野圭吾だった」ある閉ざされた雪の山荘で ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0そうだった東野圭吾だった

2024年1月16日
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2024年劇場鑑賞9本目。舞台挨拶中継付。本編前。あーだめだ本編前に舞台挨拶中継やるのセンスない映画だ。登場人物8人(この時点でもうネタバレなんだよなぁ)と監督の9人の挨拶なのに重岡大毅が喋りすぎて(面白いのは面白いけど)他の人が喋る時間が少なかったのが残念。内容も触れたらネタバレだし、避けて話したらどこのことだかよく分からないし。

雪で閉ざされて外部へ出られない山荘という設定の、住宅街にある普通の広めの家に劇団員が呼ばれ、主役をかけて推理ゲームをしろというオーディション。毎晩劇団員が殺されるが本当なのかオーディションの一部なのか分からないまま話が進んでいきます。
オーディションのはずなのに本当に死体が出てきてパニックになる、という感じじゃないのでまぁとりあえず最終日まで様子見てみるか〜くらいの軽い感じなので緊迫感なし。また、アリバイやトリックを見破るのではなく、犯人が分かる罠を仕掛けて引っ掛かったら犯人、みたいな当て方をするので爽快感もなし。
考えてみたら新参者もマスカレードホテルもトリックやアリバイの矛盾をつくというより、犯人の動機に焦点を当てる作りでした。ここが大事だと分かって作っていると感動したりハラハラしたりできるのですが、変にミステリーのように見せようとするとそこはもともと薄っぺらいので残念な作品が出来上がってしまうわけです。残念。

ガゾーサ