「作画は素晴らしいが...敵が...」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト パワーさんの映画レビュー(感想・評価)
作画は素晴らしいが...敵が...
遅くなりながらも鑑賞、まず戦闘シーンはとてもよくすごい迫力でした、ただストーリーは多分突っ込んだら負けなんだと思います。
ヨーロッパ最大の犯罪組織のボスにしてはあまりにもアホすぎるダークマイト、2万人に8人しかいなかったアンナの適合者である幹部達、その中でも個性を使えなくさせる空間を生み出せる相澤先生の上位互換のような強すぎる個性を持ってる幹部をあっさり処刑したのは、???となりました。あいつを最後まで生かしてれば多分デク達は絶対に勝てませんでしたよね?他にも問答無用で相手を幻覚に引きずりこむやつや瞬間移動など普通に戦ったら絶対勝てないようなやつばっかりなのに敵が笑えるほどアホすぎて緊張感が全くなかったです。原作だと一癖二癖のある個性をうまく使い、翻弄してくる敵が多かったためにすごい気になりました。というか敵組織って構成員2万人いるって話でしたが劇中登場した下っ端ってせいぜい5.6人ぐらいでしたよね?ほとんど本拠地に置いてきてしまったのでしょうか?初期の子供大人時代の死柄木の方がまだ有能でしたよ?
あとアンナとジェリオのファンには申し訳ないが
この2人を登場させるならもっとa組の面々やプロヒーローを活躍させて欲しかったです。相変わらず活躍したのはデク、爆轟、轟だけせめてダークマイト暴走後の最終決戦だけでも常闇とか葉隠とかプロヒーローとかも加わって全員で倒すってでもよかったのではないか?
色々愚痴りましたが結局何も考えずに見るのが正解なんだと思います。ただヒロアカに限らずこういう作品は敵の魅力も大事なんだと思うんですよ。特にヒロアカ原作に出てくる敵達はみんな魅力の塊のような奴らなので、その落差にがっかりしました。王道である偽物のダークヒーローをこのような小物にしてしまったのが残念です。