「低評価レビューに感情を左右されないで 気になるなら絶対に観て」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト いかしおさんの映画レビュー(感想・評価)
低評価レビューに感情を左右されないで 気になるなら絶対に観て
大丈夫、面白いから。
観に行かなくて後悔しないで。
さすがに過小評価されすぎだと思う。
気になっているなら絶対に観に行ってほしい。
ファンでない方もぜひ観てほしい。
観ていない方にもこれだけは言いたくてネタバレあり表記にしていません。
【本題(以降ネタバレあり)】
終始楽しめました!
ファンの方は絶対!そうでない方も観て!
【ストーリー】
ヒロアカが好きな方は楽しめると思います。初見にも子供にも分かりやすく、熱くなれるストーリーです。もちろん予想の斜め上をいく展開もあるので楽しみにしていてください。最終決戦前なので派手にドンパチできないかと思いきや、かなり派手に戦っていたので面白かった…!
【冒頭シーン】
デクたちの活躍〜OPは本当に最高でした。正直これだけでもお金払って観に行く価値があります。7th"浮遊"+エアフォースで移動するシーンはまさに圧巻でした。戦闘後にジュリオが現れてからOPに入るシーンは鳥肌が止まらなかったです。OPは本当に気合いが入っていました。個人的に好きなOP"ひたむき"のようなアメコミを意識されている映像だったので、大満足しました。特にサビ前のデクが走るシーンがカッコよかったです。OP"ホムンクルス"は4DXの方がより楽しめると思うので、そちらでのご視聴もおススメです。
※YouTubeの方で公開されているのでぜひ見てほしいです
【クライマックス】
勝利確定演出劇伴「You Say Run」のオマージュ曲が流れてクライマックスか!?と思いきや、その後に真のクライマックスが…!毎回恒例中村さんの作画は本当にカッコよかった…"2人の英雄"と"ワールド・ヒーローズ・ミッション"の中村さんの作画は少しシュールですが(笑)、今回は特にシュールさを感じず迫力が凄かったです。ヒロアカの集大成である映画"ヒーローズ・ライジング"のクライマックスの作画もを上回っていると思います。クライマックスは劇伴と作画を含めて全てが最高でした。
【作画】
もちろんクライマックス以外の作画も良く、全体的にクオリティが高かったです。クライマックスの前の「You Say Run」のオマージュ曲が流れているシーンは見応えがありました。さすがはアクションのボンズさん、期待を大きく超えてきました。錬金で作られた兵隊とヤオモモが創造した機械で戦うシーンもかなり気合いが入っていたと思います。
【オリジン組】
オリジン組(デク、爆豪、轟)のキャラが好きな方は確実に楽しめます。主要キャラということもあり、他のキャラよりも派手に活躍します。この3人が好きなら、クライマックスのシーンは必ず好きになると思います。自分はこの3人はかなり好きなキャラなので、鳥肌が止まりませんでした…
【歴代継承者個性】
黒鞭以外のOFA継承者個性は初の映画参戦なので、新鮮でした。特に3rd"発勁"は映画映えするので楽しみにしていてほしいです。ヒロアカ映画は毎回大ヒットするほどの人気なので、これから映画5作目が発表される可能性もありますが、デク(もしかしたら爆豪も)が最大火力を出せる映画は、もうおそらく来ないと思われます。なので映画館でデクの最大火力の活躍を見納めするのも良いかもしれません。
【アンナとジュリオ】
アンナとジュリオは本当に良いキャラをしているので前作でロディを好きになった方はハマると思います。特にジュリオはこの映画の中でも特に深掘りされているキャラなので魅力的に感じました。アンナの演技について少し不満を感じている方もいるようですが、芸能界の中では上手い方では?と思います。
【ダークマイト】
ダークマイトが面白すぎてずっと笑いそうになっていました…wマスキュラーのような類の、共感してしまうような過去がなくthe 敵という感じのキャラクターなので気持ちよく倒されてくれます。小説の方でしか明かされていない過去もあるので、映画を観たついでに小説のご購入もおススメ。
【ゴリーニ・ファミリー】
ゴリーニ・ファミリーの中でもデボラはかなり魅力的でした(ビジュアルも含め)。デボラの個性にかかったキャラの夢の中には、ファンにしか分からないような小ネタがたくさんありますので、探してみてください。ダークマイト以外のゴリーニ・ファミリーのメンバーも気持ちよく倒されてくれます。ただパウロは流石に可愛そうすぎた…
【気になった点】
・爆豪のキャラクター
→アニオリと原作はよく少し違うキャラになりがち。「今までごめん」より後の時系列なのに以前のようなツンツンキャラに戻っている感じがしました。それにせっかくの"出久"呼びがないのは疑問に思いました。ただ堀越先生描き下ろし漫画では以前のようなツンツンキャラだった…
・戦闘
→ヒーローみんなの出番を見せたいからなのか、第1弾のキービジュアルにいた飯田やお茶子の活躍が少なかったのは少し残念でした。基本的にオリジン組とジュリオとアンナがメインなので、メインキービジュアルのキャラをもう少し絞っても良かったと思います。(A組でメインビジュアルにいないキャラが数人しかいなくて可哀想でしたし…)
・ストーリー
→起承転結がハッキリとしすぎていて深掘りされていないように感じました。ワールドヒーローズミッションのような奥深さ、裏メッセージ性がほしかったです。
・デボラの夢の中
→デクやお茶子などの原作で語られているキャラの願いがここで実現すると良かったなと思いました。(例 デク…母親からヒーローの夢を肯定される。 お茶子…両親が笑顔。お金に困らず、楽しそうに暮らしている。)
・ジュリオとアンナ
→この2人は魅力的ではありますが、ロディのような共感性がほしかったです。デクのような魅力的ではあるけど、共感しにくくて人間臭さが少ないキャラです。これは個人的な感想ではありますが。
・ダークマイト
→小説でしか明かされていない過去を知っているかどうかでかなり印象が変わるので、映像化すべきだったと思います。小説の方がダークマイトに感情移入しやすいです。
・オリジナリティ
→旧Twitterなどで話題になっていた通り、あまり「ヒロアカらしさ」というものは感じませんでした。そこが新鮮であり、良いところでも悪いところでもありますが。
【オマケ】
ただ個人的に好きな映画なので、5回(2D…3回、4DX2D…2回)ほど視聴させていただきました。これからも観に行く予定です。ヒロアカをあまり知らない友人も「面白かった」と感想を話してくれました。ファンの方も、そうでない方も、ぜひこの夏はヒロアカ"ユアネクスト"を映画館で楽しんでみませんか?
あまりにも低評価が多く観ようかどうか迷いましたがこのレビューのタイトルを見て決めました。結果は観て良かったです。低評価されてるのが多いのが逆になぜかと思ってしまいました。観るときに参考程度にするべきだとつくづく思いました。ありがとうございました。